”二点リーダー”もあるよ!意外と知らない”三点リーダー”(「…」)の正しい使い方

ネットなどで文章を書いていると困るのが「…」の取扱い。ネット上では「…」と表記している人もいれば、「……」と二つ重ねて表記している人もいます。

この「…」の記号には正しい使い方ってあるのでしょうか?そこで「…」について知っておいて損はない情報をまとめます。

”二点リーダー”もあるよ!意外と知らない”三点リーダー”(「…」)の正しい使い方

①「…」の正式名称は”三点リーダー”

「…」の正式名称は”三点リーダー”と言います。日本工業規格(JIS)では”三点リーダ”と表記します。

② “三点リーダー”が表現する意味

“三点リーダー”は主に小説の文中で用いられてきました。”三点リーダー”を用いることで時間の経過、静寂や沈黙、余韻などを表現することができます。

・会話の中で無音の状態(間)を表す
(例)なるほど。……そうなのか。

・文の末尾で余韻を感じさせる
(例)そして、山へ向かった……。

参考:リーダー(Wikipedia)

近年、 twitter や Facebook といった SNS やブログなどネット上でも静寂や沈黙、余韻を表現するために”三点リーダー”がよく用いられています。

③ “二点リーダー”もある

“三点リーダー”の他にも”二点リーダー”(「‥」)が存在します。しかし一般的には”三点リーダー”が用いられます。

④ 「・」は”中黒”「、」は”読点”

ネット上の文章では「・」を三つ並べたり(「・・・」)「、」を三つ並べる(「、、、」)ケースもよくあります。おそらく入力上の問題で、このような表記になるのでしょうが、これらは正式な使い方ではありません。

ちなみに 「・」は”中黒”「、」は”読点”と言います。

⑤ “三点リーダー”は「…」で一文字

“三点リーダー”は「…」で一文字の扱いになります。

⑥ 三点リーダーを二つ重ねる”二倍三点リーダー”が正式な使い方

出版業界では、”三点リーダー”は二つ重ねて「……」と表記するのが正式な使い方。「…」を一つだけで用いるのは、出版業界では正式な用法ではありません。

「……」は”三点リーダー”を二倍にするので”二倍三点リーダー”と言います。また、二つ以上重ねる際には偶数個重ねるというルールもあります。

なぜ”二倍三点リーダー”にしなければならないか、二つ以上重ねる際には偶数個にしなければならないかについては諸説ありますが、”二倍三点リーダー”や偶数個で表記したほうが読みやすく美しいため、出版業界における習慣となったという説が一般的なようです。

⑦ 新聞や雑誌では「…」と一つだけでもよい

ちなみに新聞や雑誌など字数に制約があるケースでは、”二倍三点リーダー”とせずに「…」と一つだけで表記します。

⑧ “三点リーダー”を正しく使えないとダメなの?

“三点リーダー”を正しく使えないとダメだとは一概に言えません。

もちろん出版業界に勤めていたり小説家を志望している場合などには、”二倍三点リーダー”を用いたり”三点リーダー”を二つ以上重ねる際には偶数個にするといった業界ルールに従う必要があるでしょう。

一方、twitter や Facebook といった SNS やブログなどネット上で個人的な情報を発信する際には、そこまで厳密に考える必要はないと思われます。

ただ、もしあなたが SNS やブログなどで”二倍三点リーダー”を用いたならば、見る人が見れば「おっ、なかなかやるな」とひょっとしたら思ってくれるかもしれませんね……。

※本記事は2015年12月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。