「かしこまりました」の「かしこまる」とは?

「かしこまりました」の「かしこまる」とは?

「かしこまりました」は「恐れる」という意味の畏(おそれ)という漢字から派生した言葉です。

つまり「かしこまりました」と言うと、もともと「あなたのことを恐れて言うことに従順に従います」と宣言をすることになります。

「かしこまりました」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われる敬語の1つですが、正しく理解して使えていますか?

「かしこまりました」の意味や語源、類語やメールでの使い方などを解説していきます。

「畏し(かしこし)」に由来

「かしこまりました」という言葉は、「畏れる」「恐れる」という意味の「畏(おそれ)」から派生した言葉です。

「畏(おそれ)」の動詞形である「畏まる(かしこまる)」は、「畏れて従う」「恐縮して従順である」という意味で、目上の人や尊敬すべき人に対して自分を低くすることを表します。

「かしこまりました」は本来、「自分を低くして、あなたの言うことに従順に従いますよ」という意思表示をする言葉です。

そこから転じて、相手の言うことや物事を理解したことや了承したことを示す返事として「かしこまりました」という言葉として使われるようになりました。

「かしこまりました」という言葉の意味

「かしこまりました」とは「相手の言うことや物事を理解したことや了承した」ことを示す言葉です。

つまり、「OK」「了解」「わかりました」という意味になります。

例えば、上司から仕事の指示を受けたときや、お客様から注文や依頼を受けたときなどに「かしこまりました」と返事をすると、その依頼に対して「OK」という意思表示とともに相手に敬意を示すことができます。

関連記事

時候の挨拶(~の候)はビジネスメールに入れる? 各月の上旬・中旬・下旬の挨拶例

ビジネスメールに時候の挨拶を入れるべきかどうか、私は個人的に以下の条件で判断しています。宛先が企業や団体の場合:時候の挨拶は入れない。 宛先が個人で、通常の業務の範囲で依頼・御礼をする場合:時候の挨拶は入れない。 宛先が個人で、通常の業務の範囲を超える特別な依頼・御礼・謝罪をする場合:最初のメールのみ時候の挨拶を入れる

「お力添え」の意味を解説

まず「お力添え」の言葉を分解してみましょう。「お」は敬語の接頭辞で相手に敬意を示します。「力」は物事を動かしたり変えたりする能力です。「添え」は付け加えることです。 つまり「お力添え」の本来の意味は「相手に敬意を示しながら、自分の能力に相手の能力を付け加えて、一緒に物事を進めること」という意味になります。

目次
メインメニュー