「まずは書中をもちまして」「書中をもって」の意味、使い方、英語での表現

「まずは書中をもちまして」「書中をもって」の意味、使い方、英語での表現

「まずは書中をもちまして」「書中をもって」とは、手紙やビジネスメールで、終わりの挨拶でよく使われます。

「書中」とは「手紙や文書の中」という意味で、「もちまして」や「もって」は「以て」と同じで、「手段や方法を表す」という意味です。 つまり、「まずは書中をもちまして」や「書中をもって」とは、「とりあえず手紙や文書という手段で」という意味になります。

例えば、「まずは書中をもちましてお礼申し上げます」とか、「書中をもってご連絡申し上げます」とか、そんな感じです。

この言葉を使うことで、相手に「文面だけで済ませるのは申し訳ないけれど、取り急ぎ」という気持ちを伝えることができます。

では、英語ではどう書くのでしょうか。

残念ながら、この言葉に完全に対応する英語の表現はありません。 英語では、手紙や文書の結びの挨拶は、相手との関係や用件によって様々な言い方があります。

しかし、一般的には、以下のようなパターンが多いです。

例えば、「まずは書中をもちましてお礼申し上げます」なら、「Thank you for your kindness.」とか、「I appreciate your generosity.」とか言えます。「書中をもってご連絡申し上げます」なら、「I am writing to inform you that …」とか、「Please be advised that …」とか言えます。

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