実は明確な定義はない!?「Fランク大学」の意味とは?

「俺、学校が『Fラン』だからなー」「どの大学が『Fラン』なの?」

と、巷でよく聞く「Fラン」という言葉。「Fランク大学」を省略した言葉なのですが、「Fランク大学」とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか?

実は明確な定義はない!?「Fランク大学」の意味とは?

Fラン出身ですが何か問題でも?


「Fランク大学」の意味とは?

大学受験生が大学入試対策でお世話になる大学受験予備校。各大学受験予備校では各種模試を実施し、大学受験生が志望校に合格の可能性があるのかを判定してくれます。

日本全国にある全ての大学は、各大学受験予備校が持つ過去のデータに基づいて、毎年偏差値や入学難易度が決定されます。

そして、”偏差値や入学難易度が相対的に低い大学”を(入学難易度をA・B・C・D・E・Fとランクに分類することになぞらえて)、「F(エフ)ランク大学」、もしくは「Fラン大」「Fラン」などと学生たちやネット上の住民は(スラング的に)呼ぶのです。

「Fランク大学」(読み方:えふらんくだいがく)の意味
  • “偏差値や入学難易度が相対的に低い大学”

余談ですが、私立高校や私立中学などで”偏差値や入学難易度が相対的に低い”学校を「Fラン」と呼ぶこともあるのだとか。

実際には「Fランク大学」の明確な定義はない

大学受験生の間では、大学受験予備校の偏差値一覧表をもとに「Fランク大学」を定義したり、2chなどの各種掲示板では、「この大学は『Fランク大学』だ」と定義するコピペをたまに見かけます。

先ほども述べた通り、各大学受験予備校が持つ過去のデータに基づいて、毎年偏差値や入学難易度が決定されます(各大学受験予備校によってその値も変わります)。

したがって、仮に現在は偏差値や入学難易度が他の大学に比べて相対的に低く、いわゆる「Fランク大学」であったとしても、将来的には偏差値が高くなり入学難易度が上がる可能性はどの大学にもあります。

普遍的な意味で「この大学は『Fランク大学』だ」と定義することは難しいもの。

実際には「Fランク大学」の明確な定義はないのではないでしょうか。

人によって定義が異なる「Fランク大学」

また、「Fランク大学」の言葉の使われ方を見ていると、人によっては(自虐的に)偏差値50以下の偏差値20台、30台、40台の大学を「Fランク大学」と総称したり、関東だと日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)、関西だと産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)以下を総称したりと、失礼な使われ方(「Fランク大学」の言葉自体が失礼なのですが……)をしているのも事実です。

いずれにせよ、自虐的に用いる分にはよいのだけれど、人から言われるとちょっとムッとしてしまうのが「Fランク大学」という言葉ではないでしょうか。

ビジネスシーンにおける「Fランク大学」

基本的に学歴の話はビジネスマナー上ご法度の話題です。

さらにビジネスシーンにおいては、ご存じの通り(学閥との関係で学歴が重要になることもありますが)学歴よりも実力が大切になります。

親しい者同士の会話で自虐的に「俺、学校が『Fラン』だからなー」などと使う分にはよいかもしれませんが、会社で「△△係長の出身の○○大学は『Fラン』だ」などとは、絶対に言ってはなりません。それが大人のマナーでもあるのです。

以上、「Fランク大学」の意味についての説明でした。参考になれば幸いです。

※本記事は2016年6月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。