「都下」「都内」「都心」の意味の違い、読み方、成り立ち
「都内」は、本来は東京都全域を指す言葉です。しかし実際には23区内を指すことも多いです。そもそも1893年に多摩地区が東京府に編入された後も多摩地区を東京と呼ばない人が多く、この名残が残ったものです。 そこで「23区以外の東京」を区別するために「都下(とか)」という言葉が生まれました。
煩雑・繁雑(はんざつ)は、どちらも「ごちゃごちゃしている」ニュアンスですが、細かな意味が違います。
「煩」は火が燃えるように頭がイライラするという漢字なので、煩雑は面倒くさいという意味が強くあります。
「繁」はどんどん増えるという漢字なので、繁雑は物事が多いという意味が強くなります。
では、もっと細かくどのような違いがあるのでしょうか。それでは早速見ていきましょう。
「煩雑」「繁雑」は、どちらも「はんざつ」という読み方です。
まず、「煩雑」とは、物事が複雑で面倒くさいことを表します。
例えば、「煩雑な手続き」「煩雑な作業」「煩雑な問題」などと使います。
この言葉には、人の気持ちが含まれており、やらなければならないことに対して不快感や嫌悪感を抱いていることを示しています。
語源を見ていくと、「煩」は「火が燃えるように頭がイライラする」という意味で、「雑」は「ごちゃごちゃしている」という意味です。
つまり、「煩雑」は、物事の複雑さを強調する言葉です。
一方、「繁雑」とは、物事が多くてごちゃごちゃしていることを表します。
例えば、「繁雑な仕事」「繁雑な家事」「繁雑な書類」などと使います。
この言葉には、人の気持ちはあまり含まれておらず、客観的に物事の量や種類が多いことを示しています。
語源を見ていくと、「繁」は「どんどん増える」という意味で、「雑」は「ごちゃごちゃしている」という意味です。
つまり、「繁雑」は、物事の多さを強調する言葉です。
以上のように、「煩雑」と「繁雑」の違いは、人の気持ちが含まれるかどうかと、何を強調するかという点で異なります。
「煩雑」は「面倒くさいという感情」を抱くものに使う一方で、「繁雑」は「単に多いという現象」のものに対して使います。
ネイティブでも、この使い分けがきちんとできると人は少ないです。
「煩雑」と「繁雑」をきちんと使い分けができると、あなたの「教養」をアピールできますよ。
それでは、実際に使ってみましょう。以下に例文を挙げます。
「都内」は、本来は東京都全域を指す言葉です。しかし実際には23区内を指すことも多いです。そもそも1893年に多摩地区が東京府に編入された後も多摩地区を東京と呼ばない人が多く、この名残が残ったものです。 そこで「23区以外の東京」を区別するために「都下(とか)」という言葉が生まれました。
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和魂洋才(わこんようさい)は「日本人としての心を持ちながら、西洋の知識や技術を学ぶ」という意味です。和魂漢才(わこんかんさい)は「日本人としての心を持ちながら、中国の知識や技術を学ぶ」という意味です。 つまり和魂洋才と和魂漢才は、「西洋」を対象とするか「中国」を対象とするかの違いはあれど、似た意味の言葉といえます。