短縮することが望ましい!「リードタイム」の意味とは?

「顧客にサービスを提供するまでの『リードタイム』を短縮することが、現状の課題である」「『リードタイム』を見直し、注文後20分以内に必ず作る仕組みに改善したことで、顧客満足度(CS)が向上した」……。

このようにビジネス系の記事やビジネスシーンで見聞きする機会も多い「リードタイム」という言葉。

いったいどのような意味があるのでしょうか?


短縮することが望ましい!「リードタイム」の意味とは?

リードタイムとは何ぞや?


「リードタイム」の意味とは?

「リードタイム(lead time)」とは、”(作業工程などの)開始から終了までの時間・期間”という意味。”所要時間(所要期間)”と考えてもよいでしょう。

read(意味:”~を読む”)ではなく、lead(意味:”~を導く”など)なので注意してください。

“導線の時間”とイメージしてもよいかもしれません。

「リードタイム」の意味
  • “(作業工程などの)開始から終了までの時間・期間”
  • “所要時間(所要期間)”

本来は製造業の生産現場で使用されてきた言葉

「リードタイム」という言葉は、本来、特に製造業の加工や組立作業といった生産現場における、「生産性の改善」や「作業の効率化」に関連して使用されてきた言葉です。

ちなみに、語源は『トヨタ生産方式』に関連して作られた和製英語ではないかなど、諸説があります。

近年では製造業以外でも用いられる

しかし、近年「リードタイム」という言葉は、製造業以外の流通業、飲食業をはじめとするサービス業、通販業、IT業界など幅広い業界でも好んで使われる言葉になっています。

例えば飲食業(や通販業)であれば、お客から注文を受けて商品を作り(梱包し)商品を提供(配送完了)するまでの時間のことを「リードタイム」と呼び、企業には、この時間を短縮することが求められています。

「リードタイム」を用いた言葉の例

「リードタイム」を用いた言葉の例について見てみましょう。

一般的には「リードタイム」という言葉で用いられますが、理解しやすいように、以下のような言葉で表現されることもあります。

「リードタイム」を用いた言葉の例
  • 「生産リードタイム」
    = 製品の生産開始から完成までの時間・期間
  • 「商品(出荷)リードタイム」
    = 商品の受注から納品までの時間・期間
  • 「開発リードタイム」
    = 製品や商品の開発から納品までの時間・期間

また「リードタイム」という言葉は、「生産性の改善」「作業の効率化」「原価削減」などといった言葉とともに使われます。

「『リードタイム』を短縮する」の意味とは?

「リードタイム」という言葉は、「『リードタイム』を短縮する(あるいは見直す)」という表現でもよく用いられます。

“作業工程を見直しムダを省く”ことと考えればよいでしょう。

「『リードタイム』を短縮する」の意味
  • “作業工程を見直しムダを省く”

そしてビジネスの世界では、「『リードタイム』を短縮する」ことが重要だとされています。

「『リードタイム』を短縮する」ことはなぜ重要なの?

いったいなぜ「『リードタイム』を短縮する」ことが重要なのでしょうか。

簡単に言うと、「『リードタイム』を短縮する」こと、すなわち”作業工程を見直しムダを省く”ことで、作業効率が向上し会社の利益が増大するからです。

また、競争の激しい業界や業種では、競合他社との差別化につながることがあります。

例えば飲食業や通販業などでは、「『リードタイム』を短縮する」ことはリピート率や顧客満足度(CS)の向上になるでしょう。

「『リードタイム』を短縮する」ことのメリット
  • 作業効率が向上し会社の利益が増大する
  • 競合他社との差別化につながる
  • 業界や業種によってはリピート率や顧客満足度(CS)の向上にもつながる

このような理由から、「『リードタイム』を短縮する」ことは重要だとされているのです。

「リードタイム」の使い方(文例)

と、ここまでをふまえたうえで、「リードタイム」を用いた具体的な文例を見てみましょう。

「リードタイム」を用いた具体的な文例
  • 開発から製造までの「リードタイム」を短縮することは、製造業にとって重要な課題である。
  • 以前は製品の組立開始から完成までの「リードタイム」は約3時間20分かかったが、現在では約3時間に短縮されている。
  • 入出荷検品業務やロケーション管理業務、棚卸業務などに無線ハンディターミナルを活用することで、出荷「リードタイム」が約50%短縮された。
  • 顧客にサービスを提供するまでの「リードタイム」を短縮することが、現状の課題である。
  • 「リードタイム」を見直し、注文後20分以内に必ず作る仕組みに改善したことで、顧客満足度(CS)が向上した。

「リードタイム」=”所要時間(所要期間)”というイメージが湧けばOKです。

いずれにせよ、「リードタイム」という言葉は、「生産性」「作業の効率化」などと関連して、近年ビジネスシーンでよく用いられる言葉です。

製造業以外に勤務するビジネスパーソンが知っておいても決して損はありません。

また、自分の会社の中に「『リードタイム』を短縮する」ことが必要な箇所はないか考えてみても面白いかもしれませんね。

以上、「リードタイム」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「リードタイム」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年10月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。