「仕返し」をすること!「意趣返し」の意味と使い方とは?

「意趣」には”遺恨”や”恨み”といった意味がある

「新代表に就任したE氏によるF氏の除名は、ライバル候補を支持したF氏に対する『意趣返し』の側面が大きい」「市長が定例会見を拒否したのは、新聞記者の批判的な報道に対する『意趣返し』であろう」……。

このようにニュースなどで見聞きすることが多い「意趣返し」という表現。

なんだか難しい表現のようですが、いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


「仕返し」をすること!「意趣返し」の意味と使い方とは?

絶対に……絶対に……仕返ししてやるっっっっ!!!


「意趣返し」の読み方と意味とは?

まず先に言葉の読み方と意味の確認からしましょう。

「意趣返し」は、”いしゅがえ(し)”と読みます。

「意趣」とは”遺恨””恨み”という意味。そして”遺恨”や”恨み”を「返す」のが「意趣返し」です。

すなわち「意趣返し」とは、”恨みはらすこと””仕返しをすること”といった意味になります。

「意趣返し」(読み方:”いしゅがえ(し)”)の意味
  • ”恨みはらすこと”
  • ”仕返しをすること”

「仕返し」や「復讐」、「報復」、あるいは「リベンジ」などといった言葉とほぼ同じ意味を持つ表現であると言ってもよいでしょう。

ニュースなどでは、これらの言葉の代わりに「意趣返し」という表現がよく用いられます。

「意趣返し」を用いた具体的な文例

具体的な文例も見てみましょう。

「意趣返し」を用いた具体的な文例
  • 今回A氏側がB氏を激しく非難したのは、以前B氏が挑発したことに対するA氏側の「意趣返し」だとみられている。
  • C国の漁船により繰り返されるD国海域の領海侵犯は、D国がC国に対し経済制裁を行ったことに対する「意趣返し」の側面が強い。
  • 新代表に就任したE氏によるF氏の除名は、ライバル候補を支持したF氏に対する「意趣返し」の側面が大きい。
  • 今回の社長解任劇は、社長のワンマン経営により冷遇され続けてきた取締役陣による「意趣返し」だとみられている。
  • 市長が定例会見を拒否したのは、新聞記者の批判的な報道に対する「意趣返し」であろう。

このように用いられます。イメージができたでしょうか。

いずれの文例でも「仕返し」や「復讐」、「報復」、あるいは「リベンジ」といった言葉に置き換えることが可能です。

ただ、文脈によっては「仕返し」と表現すると少し子供じみた印象を与えかねないケースもあるでしょうし、「復讐」や「報復」を用いると逆に物騒な印象を与えかねないケースも出てくるでしょう。そのような際に「意趣返し」の表現が活躍するのです。

「意趣返し」の同義語・類義語

「意趣返し」に似た言葉には、上でも紹介した「仕返し」や「復讐」、「報復」、「リベンジ」、それから「意趣晴らし」などといった言葉があります。

「意趣返し」の同義語・類義語
  • 「仕返し」
  • 「復讐」
  • 「報復」
  • 「リベンジ」
  • 「意趣晴らし」

いずれにせよ、「意趣返し」という言葉はニュースなどでもよく用いられる言葉なので、社会人の常識として意味を知っておきたいところです。

またビジネスパーソンとしては、誰かから「意趣返し」をされないよう、日頃の言動には注意したいものですね。

以上、「意趣返し」の意味と使い方についての説明でした。ビジネスパーソンのみなさんの参考になれば幸いです。

「意趣返し」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年1月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。