「云々」の読み方、意味、SPI対策の覚え方は?

「云々」の読み方、意味、SPI対策の覚え方は?

「云々」の読み方は「うんぬん」と読みます。「でんでん」と読む人もいますが、それは間違いです。

「云々」という言葉には主に4つの意味があります。

引用文や語句のあとをぼかしたり省略するときに用いる語。

例:「彼は自分の将来について云々と話していたが、具体的な計画はなさそうだった。」

あれこれ議論したり批評したりすること。

例:「彼女のファッションセンスについて云々するのはやめましょう。人の好みは様々ですから。」

詳細をぼかしたり,伏せたりするときに用いる語。

例:「彼は云々の事情で会社を辞めたそうだ。詳しくは聞いていないが、大変だったのだろう。」

(「…と云々」の形で)上に述べたことが引用や伝聞であることを示す。

例:「先生が授業中に『人間は自分の幸せを追求する権利がある』と云々と言っていたが、本当にそうだろうか。」

「云々」の覚え方

「云」は元々雲が立ち上る様子を表した漢字です。

人が発言をすると、雲がもくもく立ち上るように、物事が広がりを見せることから、「云」で「言う」の意味が生まれました。

「云々」は「云」が2回繰り返されており、「言って、その後また言う」つまり「いろいろと言う」というのが直訳です。

「いろいろと言う」のですが、そういった細かいことを「ここでは省略します」という意味で「云々」と書きます。

「云々の部分には、いろいろと言った言葉が入るけど省略してある」と考えれば、文章の大きな意味の取り違えはありません。

日常生活で「云々」という文字が出てきたら「(…省略…)」と置き換えて読むことで、素早く文章の意味を読み取ることができます。

SPI試験でも、この対策で十分です。

「云々」を使うときの注意点は

「云々」は口語的な表現なので、文書ではあまり使わない方が良いでしょう。

メールやレポートなどでは、「以下略」「詳細省略」「等」「など」「その他」「等々」などの表現を使った方が適切です。

また「云々する」の形で使うと、批判的な意味にとられる可能性もあり、注意が必要です。

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