「人事不省」の読み方、意味、SPI対策の覚え方は?

「人事不省」の読み方、意味、SPI対策の覚え方は?

人事不省(じんじふせい)とは、重病や重傷などで意識を失った状態です。

人事とは、そもそも人の五感の機能が働いている状態のことです。会社の人事と同じ漢字を使いますが語源として関連はありません。

不省の「省」は自分自身を振り返る様子です。反省という言葉の語源です。

「人事不省」とは、昏睡(こんすい)状態になって、呼びかけても反応がなく、自発的に動くこともできない状態です。

例えば、交通事故や脳卒中などで「人事不省に陥る」という表現が使われます。

「人事不省」の読み方は「じんじふせい」で「じんじふしょう」ではないので注意が必要です。

「人事不省」は名詞ですので、「人事不省に陥る」「人事不省の重体」「人事不省から回復する」などと使います。

また、「人事不省状態」という言い方もありますが、これは「今、昏睡状態に陥り意識がなくなっている」ということを言っています。

「人事不省」の覚え方

「人事」とは、人ができることや五感の機能が働いていることを意味します。会社の「人事」と同じ漢字を使いますが語源として関連はありません。

「不省」の「省」とは「自分自身を振り返ること」です。「反省」という言葉がありますね。 そして「不省」というと、「自分自身を振り返ること」ができない、つまり「認識できない」ということです。

つまり、「人事不省」とは、「人ができることや五感の機能が働いていることが認識できない」つまり「意識がない」ことを表しています。

「人事不省」の類義語

「人事不省」の類語としては、「前後不覚」「昏睡」「意識不明」「気絶」「失神」などがありますが、それぞれニュアンスが異なります。

「前後不覚」は、「物事の前後関係や自分の置かれた状況が分からなくなること」を言います。

「昏睡」は、「刺激を与えても反応しない深い眠り状態」を言います。

「意識不明」は、「意識があるか分からない状態」を言います。

「気絶」「失神」は、「一時的に意識を失って倒れること」を言います。

これらの類語は文脈や状況によって使い分ける必要があります。

英語での表現

「人事不省」の英語表現としては、「unconsciousness」「coma」などがあります。

「unconsciousness」は、「意識がなくて反応しない状態」を言います。

「coma」は、「深刻な脳障害や外傷によって長期間意識が戻らない状態」を言います。

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