「反故にする」とはどういうこと?「反故(反古)」の意味と使い方とは?

「反故にする」=不要になった紙をビリビリと破るイメージ

「両国間の経済関連の合意は、新たに就任したA国の大統領によって、わずか1年で『反故』にされた」「転職前の人事部長との面談では前職の1.5倍の給与になるという話だったが、入社後に約束は『反故』にされてしまった」……。

このように様々なシチュエーションで見聞きする機会が多い「反故」(あるいは「反古」とも)という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


「反故にする」とはどういうこと?「反故(反古)」の意味と使い方とは?

この話はなかったことにっっっっ


「反故」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認からしましょう。

「反故」の読み方は”ほご”。

「反【古】」と表記されるケースもあるものの、「反【故】」に比べると少数派です。

「反故」という言葉は、本来、”書画などで書き損じをするなど不要になった紙”という意味を持つ言葉ですが、現在では一般的に「反故にする」の表現で、特に相手の一方的な”(約束などを)守らない”行為や、”(約束などを)なかったことにする”行為に対して用いられます。

「反故」(読み方:”ほご”)の意味
  • ”書画などで書き損じをするなど不要になった紙”
「反故にする」(読み方:”ほご(にする)”)の意味
  • ”(約束などを)守らない”
  • ”(約束などを)なかったことにする”
  •  ⇒特に相手の一方的な行為に対して用いる

書き損じをして不要になった紙をビリビリと破るイメージを頭に浮かべると、「反故にする」の意味が理解しやすいかもしれません。

「反故にする」を用いた具体的な文例

具体的な文例で確認しましょう。

「反故にする」を用いた具体的な文例
  • 両国間の経済関連の合意は、新たに就任したA国の大統領によって、わずか1年で「反故」にされた。
  • 国家間で約束した取り決めを、いとも簡単に「反故」にすることは、国際社会での孤立を招きかねない。
  • 大企業の工場建設反対を選挙公約にして当選した市長が、公約に反し工場建設を容認する発言をしたことは、市民との約束を「反故」にする行為であり、到底受け入れられるものではないだろう。
  • 転職前の人事部長との面談では前職の1.5倍の給与になるという話だったが、入社後に約束は「反故」にされてしまった。
  • 業績低迷を理由に、B氏が新規事業の責任者になるという話は「反故」にされ、さらに彼は閑職へと異動するよう命じられた。
  • 開業前の住民説明会では深夜営業を控えると約束していたC社だが、開業後に約束は「反故」にされ、現在ではC社の運営するディスカウントストアは24時間営業が行われている。

このように合意、取り決め、契約、公約などといったあらゆる約束事において、相手が一方的に”守らない”場合、あるいは”なかったことに”した場合に「反故にする」という表現が用いられます。

「反故にする」の同義語・類義語

最後に同義語・類義語について考えてみましょう。

「反故にする」に似た言葉には、先ほど紹介した「(約束などを)守らない」や「(約束などを)なかったことにする」、それから「白紙にする」、「取り消し」、「取り下げ」、「撤回」、「解消」、「破棄」、「無効」などといった言葉があります。

「反故にする」の同義語・類義語
  • 「(約束などを)守らない」
  • 「(約束などを)なかったことにする」
  • 「白紙にする」
  • 「取り消し」
  • 「取り下げ」
  • 「撤回」
  • 「解消」
  • 「破棄」
  • 「無効」

いずれにせよ、「反故」という言葉は様々なシチュエーションで見聞きする機会が多い言葉なので、社会人の教養として意味を知っておきたいところです。

ビジネスパーソンとしては、約束を「反故にする」ことはしないようにしたいものですね。

以上、「反故(反古)」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

「反故(反古)」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年2月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。