「地方遊説」の表現でよく用いられる…「遊説」の意味と使い方とは?

私立中学の入試問題でも読み方が問われる言葉

「選挙戦がはじまると、与野党の党首は地方『遊説』のため全国を飛び回る」「地方『遊説』中の〇×党党首のA氏は、福岡で有権者に消費税増税の必要性を説いた」……。

このように政治関連の記事で見かけることが多い「遊説」という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


「地方遊説」の表現でよく用いられる…「遊説」の意味と使い方とは?

ゆ、ゆ、ゆうせつ……?


「遊説」が読めないと恥ずかしい!?

まずは読み方の確認から。みなさんは「遊説」をきちんと読めたでしょうか?

そう、読み方は”ゆうぜい”ですね。

この「遊説」は、入試問題をはじめとする各種試験問題で読み方がよく問われます。私立中学の国語の入試問題でも出題されるほどなので、社会人としては間違えずに読めるようにしておきましょう。

くれぐれも”ゆうせつ”や、”ゆうぜつ”などと読まないようにしてください。

読み方は”ゆうぜい”です。

「遊説」の意味とは?

続いては意味。

「遊説」には、”政治家が自分自身の意見や主張を述べるために地方を回って演説を行うこと”という意味があります。

「遊説」(読み方:”ゆうぜい”)の意味
  • ”政治家が自分自身の意見や主張を述べるために地方を回って演説を行うこと”

新聞やネットニュースなどでは、「地方遊説」「遊説先」といった表現でよく用いられます。

例えば国政選挙で、政党の党首が所属議員の応援のために議員の地元を回り、演説を行い政策を訴える際には、「『地方遊説』中の〇×党党首のA氏は、福岡で有権者に消費税増税の必要性を説いた」などと用いられます。

「遊」の字には、”遊ぶ”以外にも”他の土地へ行くこと”という意味がある

ところで、みなさんの中には「でも『遊』の漢字が入っていると、なんか遊びに行くイメージがあるなぁ」と感じる人もいるでしょう。

なるほど確かにそうなのですが、実は「遊」の字には、”遊ぶ”以外にも”他の土地へ行くこと”という意味があるのです。

以下に”他の土地へ行くこと”という意味で「遊」の字が用いられている熟語を見てみましょう。

”他の土地へ行くこと”という意味の「遊」
  • 遊学(読み方:ゆうがく)
     =”故郷を離れ他の土地や外国で学ぶこと”
  • 外遊(読み方:がいゆう)
     =”視察や研究のために外国を旅行すること”
  • 周遊(読み方:しゅうゆう)
     =”各地を旅行して回ること”

どうでしょう。「遊」の字には、単に”遊ぶ”という意味だけではなく、”他の土地へ行くこと”という意味がある点がおわかりいただけたでしょうか。

「遊説」を用いた具体的な文例

具体的な文例で確認しましょう。

「遊説」を用いた具体的な文例
  • 選挙戦がはじまると、与野党の党首は地方「遊説」のため全国を飛び回る。
  • 地方「遊説」中の〇×党党首のA氏は、福岡市で有権者に消費税増税の必要性を説いた。
  • 妻の訃報を聞いた〇△党のB氏は、「遊説」先の仙台市から急遽帰京した。
  • 最近の衆議院選挙や参議院選挙においては、党首が地方「遊説」を行うと、すぐにSNSなどネット上で話題となることが多い。
  • 政党の顔となる人物が地方「遊説」を行うことで、地方の有権者へのよいアピールとなる。

このように用いられます。

「遊説」の同義語・類義語

同義語・類義語にはどのような表現があるでしょうか?

「遊説」と同様の表現には、「地方を回って演説を行うこと」などといったものがあります。

「遊説」の同義語・類義語
  • 「地方を回って演説を行うこと」

いずれにせよ、「遊説」という言葉は社会人の常識として意味を知っておきたいところです。

繰り返しますが、くれぐれも読み間違えには注意してくださいね!

以上、「遊説」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

「遊説」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年10月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。