無礼者にはならないように!「無礼講」の意味とは?

何をしてもよいわけではない

「今日は『無礼講』でみなさん楽しんでください」「『無礼講』でパーッとやりましょう!」

このようにビジネスパーソンの宴席で使われることが多い「無礼講」という言葉。

若手のビジネスパーソンのごく一部には、「何をしてもよい」とはき違えるケースもあるそうですが……。


無礼者にはならないように!「無礼講」の意味とは?

だってパイセン「今日は無礼講だ」って言ってたじゃないすか……


「無礼講」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認から。

「無礼講」の読み方は、”ぶれいこう”

みなさんもご存じのように、”礼儀がなっていないこと”を「無礼」と言いますね。そう、「この『無礼』者!」の「無礼」です。それから、「講」には”ある目的で集まった集団”という意味があります。

というわけで「無礼講」を漢字からストレートに解釈すると、”地位や礼儀にとらわれない集団”ということになるわけですが、一般的には”地位や肩書き、礼儀にとらわれず(特に宴会などを)楽しむこと”という意味を持つ言葉となります。

「無礼講」(読み方:”ぶれいこう”)の意味
  • ”地位や肩書き、礼儀にとらわれず(特に宴会などを)楽しむこと”

歴史ドラマなどで、殿様が酒宴で機嫌よく「皆の衆、今宵は『無礼講』じゃ!さぁさぁ心ゆくまで飲んでくれ!」と言うシーン、みなさんも見たことがあるのではないでしょうか。

「無礼講」は古くからある言葉であり、古典文学作品の『太平記』にも記述があります。

ビジネスパーソンの宴席で使われることが多い「無礼講」

現代では、ビジネスパーソンの忘年会や新年会といった会社の飲み会で、この「無礼講」という言葉がよく用いられます。

「今日は『無礼講』でみなさん楽しんでください」などと、社長や上司など目上の人が、宴席の開始時のあいさつで使いますね。

このように宴席の開始時のあいさつで「無礼講」という言葉が用いられる大きな目的は、「普段の堅苦しいことは抜きにして、みんなでワイワイやろうよ」といったところでしょう。

そこには、「普段の部下の頑張りをねぎらい、地位や肩書きを気にせずに、いつもなら話しにくいようなことも話せるような雰囲気で宴席を楽しんでもらいたい」といった、目上の人の心配りも含まれているのです。

ビジネスパーソンの「無礼講」は常識の範囲内で

ところが、若手のビジネスパーソンのごく一部には、この「無礼講」の意味を「何をしてもよい」とはき違えるケースもあるのだとか。

お酒の勢いも手伝ってか、「社長よぉぉ、俺は普段から我慢してたんだけどよぉぉ、給料上げてくれよぉぉ」などと無礼極まりない言動をしてしまう人もいるようです。

しかし、例え「無礼講」だと言われても、そこは常識の範囲内であることが大人としての最低限のマナー。決して周囲に嫌な思いをさせてはいけません。

特に若手のビジネスパーソンは、「普段と比べて目上の人と少し砕けたコミュニケーションを取ることができ、それをみんなで楽しむ」のが「無礼講」の本質であると考えておくとよいかもしれません。

ハメをはずしすぎて、無礼者にならないように気をつけましょう。

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「無礼講」の同義語・類義語

最後に「無礼講」の同義語・類義語、反意語についての雑学を。

「無礼講」と同じ意味を持つ言葉には「破礼講」や「随意講」といった言葉があります。ただ、現代ではほとんど使われません。

また、反意語には「慇懃(いんぎん)講」という言葉があります(こちらも現代ではほとんど使われません)。

「無礼講」の同義語・類義語
  • 「破礼講」
  • 「随意講」
「無礼講」の反意語
  • 「慇懃(いんぎん)講」
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いずれにせよ、「無礼講」という言葉はビジネスパーソンの宴席でよく用いられる言葉。しかし「常識の範囲内で」という点は忘れないようにしたいものですね。

特に若手のビジネスパーソンのみなさんは、決してハメをはずしすぎないようにしましょう!

以上、「無礼講」の意味についての説明でした。参考になれば幸いです。

「無礼講」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年10月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。