「アグリビジネス」の意味、SPI対策の覚え方は? 農業との違い

「アグリビジネス」の意味、SPI対策の覚え方は? 農業との違い

農業とその関連事業をまとめて「アグリビジネス」と呼びます。

田んぼで作物を育てたり、畑で野菜や果物を育てたり、牧場で家畜を育てたりするイメージが農業にはありますが、それだけが農業ではありません。

農業には、種や苗、肥料や農薬、農機具などの生産資材を供給する部門や、収穫した農産物を加工したり流通させたりする部門もあります。

また、農産物を使って料理を提供する飲食店や外食サービスも農業に関係しています。

これらの部門は、農業生産と密接につながっており、互いに影響しあっています。

アグリビジネスとは、このように農業を中心とした産業のシステム全体を指す言葉なのです。

「アグリビジネス」の覚え方

「アグリビジネス」という言葉は、1950年代に英語圏で生まれたものです。

1954年にアメリカ合衆国農務省が発行した「The Yearbook of Agriculture 1954」に「agribusiness」という言葉が登場しています。 この本では、「農業は単なる生産活動ではなく、ビジネス活動でもある」という考え方から、農業を旧来の言葉「agriculture」ではなく「agriculture + business」すなわち「agribusiness」という言葉で表現しています。

この言葉が外来語として日本に導入され、カタカナ表記になったものが「アグリビジネス」です。

なお、「アグリビジネス」を日本でつくられた英語風の言葉である和製英語という説も見かけますが、それは誤りです。

また、「アグリーする(同意する)」と混同している方もいますが、この言葉とも関係ありません。

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