「PDCAサイクル」の意味と使い方とは…高速で回転させるもの!?

「営業部の業務内容は、『PDCAサイクル』を通じ評価・見直しを常に行い改善していく予定だ」……。

このようにビジネスシーンでよく用いられる言葉に「PDCAサイクル」というものがあります。

ここでは、この言葉にいったいどのような意味や使い方があるのかを考えてみます。

ところで職務経歴書に「『PDCAサイクル』を高速で回してきた」と表記する人がいますが、この表記は正直どうなんでしょうか。

「PDCA」の読み方と意味

まず先に「PDCA」の読み方と意味の確認から。

「PDCA」の読み方は”ピーディーシーエー”、「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Act(改善)」、各々の単語の頭文字をとったもので、何か物事を成し遂げる際に重要となる四つの項目をわかりやすく表現したものです。

「PDCA」 各々の意味
  • Plan = ”計画”
  • Do  = ”実行”
  • Check = ”評価”
  • Act  = ”改善”
  • 何か物事を成し遂げる際には、この四つの項目が重要となる

この言葉は、ビジネスパーソンが業務改善や品質向上を行う際によく用いられます。

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「PDCA」の何が大切なのか

ビジネスに限らず個人での活動や日常生活において、何か物事を成し遂げようとする際、「PDCA」のそれぞれの項目はいずれも大切な事柄となります。

例えば「Plan(計画)」。中には「Plan(計画)」すらきちんと立てないノープランな人もいますが、「Plan(計画)」がきちんとしていなければ「Do(実行)」を効率よく行うことができません。「Do(実行)」においては、実行力が乏しくなかなか前に進まない人もいるでしょう。

一通りの「Do(実行)」が終わった後は、それまでを振り返って反省し次につなげようとする人もいれば、全く振り返りをせず次に進もうとする人もいます。もちろん個人での活動や日常生活であれば、それでいいかもしれません。

ただ成功する人というのは、ほとんどの場合「Check(評価)」をし「Act(改善)」を行い、次の「Plan(計画)」、「Do(実行)」へとつなげていきます(これらについての詳細な内容はみなさんもきっとビジネス系の自己啓発書で読んだことがあるでしょう)。

と、このように何か物事を成し遂げる際には、この「PDCA」の四つのそれぞれの項目がいずれも大切となるのです。

ビジネス上では「PDCAサイクル」は回し続けてこそ意義がある

小さな業務改善や品質向上から大きなプロジェクト・事業計画に至るまで、ビジネスにおける業務では、この「PDCA」を継続的、反復的に繰り返していくことが大切だと考えられています。この繰り返しのことを「PDCAサイクル」と言い、基本的には「『PDCAサイクル』を回す」と表現します。

言うまでもありませんが、この「PDCAサイクル」は回し続けてこそ意義があります

「PDCAサイクル」の意味
  • PDCA を継続的、反復的に繰り返していくこと

また、似た言葉に「スモールステップ(をふむ)」という言葉がありますが、「スモールステップ」に比べてより具体的です。

「PDCAサイクル」の基本的な使い方

続いては基本的な使い方(基本パターン)。

「PDCAサイクル」の基本的な使い方(基本パターン)
  • 「PDCAサイクル」を回す
     ⇒一般的な使い方
  • 「PDCAサイクル」を高速回転させる
     ⇒スタートアップベンチャー、意識高い系、それに触発された大学生などが好んで使う

SNSなどでは「『PDCAサイクル』を高速回転させる」と表現されることがあります。身内同士での口語的な使い方であったり、インフォーマルな場、社内などでの使用は問題ないものの、転職における職務経歴であったり面接の場では、(あなた自身のハードルを上げてしまうという意味も含めて)このような表現は控えたほうがよいかもしれません。

ただしスタートアップベンチャーや若手経営者の中にはこの言葉を好む層もいるため、一概に使用を控えたほうがよいとは言い切れない面もある

「PDCAサイクル」の具体的な文例

具体的な文例についても見てみましょう。

「PDCAサイクル」を用いた具体的な文例
  • 先日の販売会議において、事業部長が販売に関する「PDCAサイクル」を強化するよう指示を出した。
  • 営業部の業務内容は、「PDCAサイクル」を通じ評価・見直しを常に行い改善していく予定だ。
  • プロジェクトマネジメントを行ううえで、メンバーの「PDCAサイクル」が稼働しているかを確認することは基本中の基本だ。
  • (職務経歴書などで)業務では常に「PDCAサイクル」を意識し改善に取り組み、数字として結果を残した。

このように用いられます。言葉が持つ意味やイメージをつかめたでしょうか。

「PDCAサイクル」の同義語・類義語

同義語・類義語にはどのようなものがあるでしょうか。

似た言葉には「スモールステップ(をふむ)」や「カイゼン(改善)」、「プラン・ドゥー・シー(Plan Do See)」などといった言葉があります。

「PDCAサイクル」の同義語・類義語
  • 「スモールステップ(をふむ)」
  • 「カイゼン(改善)」
  • 「プラン・ドゥー・シー(Plan Do See)」

いずれにせよ、「PDCAサイクル」はビジネスシーンでもよく用いられる言葉なので、社会人の常識として意味を知っておきたいところです。また、もしあなたがビジネスシーン(あるいは日常生活)において何か物事を成し遂げようとする場合には、この「PDCAサイクル」を念頭に置いて行動してみるとよいでしょう。

以上、「PDCAサイクル」の意味と使い方についての説明でした。ビジネスパーソンのみなさんの参考になれば幸いです。

「PDCAサイクル」について深く知る参考リンク
※本記事は2018年10月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。