「始末書」の「始末」とは?「反省文」「顛末書」との違い

「始末書」の「始末」とは?「反省文」「顛末書」との違い

始末書(しまつしょ)は、仕事上でトラブルが発生したときに、責任を認め再発防止策をとる意味で提出するものです。

ところで「始末」とは何でしょうか? また反省文や顛末書とは何が違うのでしょうか?

「始末書」とは、仕事上でミスや不始末あるいはトラブルが発生したときに、会社(社内)に対して問題やトラブルの一部始終を報告し、同時に反省や謝罪の意を表わす文書のことです。

始末書を提出することで、自分の過ちを認めて責任を取るとともに、再発防止や改善策を示す意味があります。

「始末書」の読み方は「しまつしょ」です。

「反省文」「顛末書」との違い

始末書は、会社によっては「反省文」や「顛末書」と呼ばれることもありますが、厳密に言うと、それぞれに違いがあります。

「反省文」は、自分の行動や考え方について深く反省する文書で、「顛末書」は、事実関係を詳細に報告する文書です。

ちなみに「顛末書」の読み方は「てんまつしょ」です。

始末書は、反省と報告の両方を含む文書と言えます。

「始末書」の語源

「始末書」という言葉の由来は、江戸時代にさかのぼります。

当時、武士は主君や上司に対して自分の行動や結果を報告する必要がありました。

その際に使われた文書が「始末書」です。

明治時代以降、西洋式の組織や制度が導入されると、「始末書」は民間企業や公務員など、様々な組織で使われるようになりました。

現在では、会社員や公務員などが自分のミスや不祥事に対して上司や組織に提出する文書として一般的です。

「始末書」の「始末」とは?

「始末」とは「始めから終わりまで」の意味で、「事の顛末を、始めから終わりまで漏れなく報告する」文書が「始末書」です。

関連記事

目次
メインメニュー