車輪をイメージすると理解しやすい!「輻輳」の読み方と意味とは?

通信関連の記事や文章で見る機会も多い「輻輳」という言葉。とても難しい漢字を使った言葉ですが、どのような読み方をするのでしょうか?

ちなみに意味は車輪をイメージすると理解しやすくなります。


車輪をイメージすると理解しやすい!「輻輳」の読み方と意味とは?

「輻輳」の読み方と意味とは?

まずは「輻輳」の読み方と意味の確認から。

「輻輳」の読み方は”ふくそう”と言います。「輻」は「福」や「副」(いずれの読み方も”ふく”)といった漢字の読み、「輳」は「演奏」(”えんそう”)の読み方を参考にすると覚えやすいかもしれません。

「輻輳」には、”方々から集まること”や”物が一ヵ所にこみあうこと”という意味(『広辞苑』第五版)があります。

「輻輳」(読み方:ふくそう)の意味
  • “方々から集まること”
  • “物が一ヵ所にこみあうこと”
  • (引用:『広辞苑』第五版)

「輻輳」は車輪をイメージすると意味を理解しやすい

「輻輳」は車輪の姿形が語源です。

「輻」が車輪のスポーク部分、「輳」がハブ部分に集まっていく様子を意味するとされています。

上の図にあるように、車輪のスポークがハブ部分に集まっていく様子を頭の中でイメージすると、「輻輳」の意味(”方々から集まること”や”物が一ヵ所にこみあうこと”)を理解しやすいでしょう。

通信関連の記事や文章で用いられる「輻輳」という言葉

「輻輳」という言葉は、主に通信関連の記事や文章で用いられます。

通信関連における「輻輳」は、通信工学分野の専門用語 congestion の訳語としてあてられたものです。

congestion とは、”電話やインターネットなどの通信回線において、特定の時間帯に多くの利用者が集中することで処理可能な容量を超えてしまい、不具合が生じること”を意味する言葉です。簡単に言えば、一斉にアクセスが集中することで混雑してしまうことになります。

congestion の意味
  • “電話やインターネットなどの通信回線において、特定の時間帯に多くの利用者が集中することで処理可能な容量を超えてしまい、不具合が生じること”

例えば、12月31日から1月1日の年越しにかけての通話やメールの送受信。一斉にアクセスが集中してしまうことで、一時的に利用ができなくなってしまうことがあります。この状況を指す言葉が congestion、つまりは「輻輳」というわけです。

「輻輳」は一般的にも使われる

「輻輳」という言葉は、ごく稀にですがビジネスシーンでも使われることがあります。

ビジネスシーンでの「輻輳」の文例
  • 注文量増加のため事務作業が「輻輳」する
    ⇒事務作業が多くなり、処理が滞ってしまうこと
  • 大規模イベントのため交通機関が「輻輳」する
    ⇒交通機関が混雑し、適切な輸送ができなくなってしまうこと

いずれにせよ「輻輳」には、”方々から集まること”や”物が一ヵ所にこみあうこと”という意味をおさえ、語源である車輪をイメージするとよいでしょう。

以上、「輻輳」の読み方と意味の解説でした。参考になれば幸いです。

「輻輳」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年4月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。