社会人は「できません」「わかりません」ではなく「できかねます」「わかりかねます」を使おう

普段、私たちが生活する中で何かをすることができない場合には「できません」、知らない場合には「わかりません」と言うのは普通のことです。

しかし、社会人がビジネスシーンで「できません」「わかりません」といった表現を用いるのは避けたほうがよいとされています。

ビジネスシーンで相手に「できません」「わかりません」と言いたい場合には、「(~し)かねる」という表現を覚えておくと便利でしょう。

社会人は「できません」「わかりません」ではなく「できかねます」「わかりかねます」を使おう

「できません」「わかりません」はNG表現?

ビジネスシーンにおいて、「できません」「わかりません」と相手に対してストレートに言うことは、基本的にNGであるとされています。

なぜなら、「できません」「わかりません」といった言葉は、「~ません」という『否定表現』を含んでいるからです。

ビジネスマナー上では、相手に対しネガティブな印象を与える「~ません」のような『否定表現』は使ってはいけないとされています。

ですから、ビジネスシーンでは「できません」「わかりません」といった言葉は、なるべく用いないほうがよいのです。

そして、そんな際に覚えておくと便利なのが「(~し)かねる」という表現なのです。

覚えておくと便利な表現「(~し)かねる」

“一つで二つの用をする”という意味を持つ「兼(か)ねる」という言葉があります。

「兼(か)ねる」という言葉は、動詞の連用形につく(=「(~し)かねる」)ことで、”不可能””困難””躊躇”といった意味(=”~できない””~することが難しい”)を持つようになります。

「(~し)かねる」の意味
  • (動詞の連用形について)”不可能””困難””躊躇”
    =”~できない””~することが難しい”

「わかりません」は「わかりかねます」に

この「(~し)かねる」という言葉を「できません」「わかりません」につけてみましょう。

「できません」は「できかねます」、「わかりません」は「わかりかねます」になりますね。

このように『否定表現』を用いず、「できかねます」「わかりかねます」と『肯定表現』(かつ遠回しな表現)にすることで、相手に対しネガティブな印象を与えずにすむのです。

「(~し)かねる」への言い換え例
  • できません ⇒ できかねます
  • わかりません ⇒ わかりかねます

この他にも「いたす」の否定表現である「いたしかねます」などがあります。

『否定表現』は『肯定表現』に言い換えよう

上記の例のみならず、ビジネスシーンにおいて「~ません」のように『否定表現』を含む言葉は、なるべく『肯定表現』に言い換えましょう。

「~ません」の『肯定表現』への言い換え例
  • ありません ⇒ 切らしております
  • いません ⇒ 席を外しております

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

※本記事は2016年5月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。