「玉石混合」の誤用に注意!「玉石混交」(「玉石混淆」)の意味と使い方とは?

「インターネット上の情報は『玉石混交』だ」「無料アプリも『玉石混交』」。

みなさんも一度は聞いたことがある四字熟語「玉石混交」。この言葉には、どのような意味や使い方があるのでしょうか?

ちなみに「玉石混合」は誤用なのだとか……。


「玉石混合」の誤用に注意!「玉石混交」(「玉石混淆」)の意味と使い方とは?

「お前は『石』だな」「『玉』に決まってんだろ!」


「玉石混交」の読み方と意味とは?

まずは「玉石混交」の読み方と意味の確認から。

「玉石混交」の読み方は”ぎょくせきこんこう”。”価値のあるものと価値のないものが入り混じっていること”という意味があります。

「玉石混交」(読み方:”ぎょくせきこんこう”)の意味
  • “価値のあるものと価値のないものが入り混じっていること”

「玉」の字には、”宝石”や”優れているもの”といった意味があり、どちらかというとプラスのイメージがあります。

一方の「石」の字は、文字通りの”石”や”価値のないもの”といったマイナスのイメージを持ち、この二つの字は対比的に用いられています。

そして、これらが”入り混じっている”様子が「玉石混交」となるのです。

「玉石混交」の使い方(文例)

「玉石混交」の使い方(文例)も見てみましょう。

「玉石混交」の使い方(文例)
  • インターネット上の情報は「玉石混交」だ。
  • 無料アプリといっても「玉石混交」だ。

“価値のあるものと価値のないものが入り混じっている”様子が浮かびますか?

本来は「玉石混淆」だった

この「玉石混交」。本来は「玉石混淆」(読み方はやはり”ぎょくせきこんこう”)と書きます。

しかし「淆」の字が常用漢字にないため、代わりに「交」の字が用いられて「玉石混交」と表記されいるのです。

「混淆」を用いた表現には、他に「黒白混淆」「神仏混淆」「和漢混淆(文)」などがあります。

「混淆」を用いた表現
  • 「黒白混淆」(こくびゃくこんこう)
     …”物事の善し悪しを区別せず一緒にしてしまうこと”
  • 「神仏混淆」(しんぶつこんこう)
     …”神仏習合(神道と仏教が混ざった信仰体系)”
  • 「和漢混淆(文)」(わかんこんこう)
     …”和文(平仮名)と漢文(漢文訓読体)が合流して生まれた文体”

「玉石混合」は明らかな間違い

たまに「玉石混交」のことを、「玉石混合」(”ぎょくせきこんごう”)と言ったり表記する人がいます。

確かに”混ざっていること”の意味を持つ「混合」という言葉があるため、「玉石混合」でもいいのではないかなとも思えてくるのですが、この表現は明らかな間違いなので注意したいところです。

ここまでをまとめてみましょう。

「混淆」を用いた表現
  • ○ 「玉石混淆」 … 本来の表現
  • ○ 「玉石混交」 … 「淆」の代替字として「交」を使用
  • × 「玉石混合」 … 明らかな間違い

もし、これまで間違って「玉石混合」で覚えていたならば、あなたが大事なシチュエーションで恥をかかないためにも、この機会にきちんと「玉石混交」で覚えてくださいね。

以上、「玉石混交」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「玉石混交」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年6月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。