利害関係の調整は難しい!「総論賛成各論反対」の意味とは?

個別の問題については反対!

「全員『総論』では『賛成』なんだけど、『各論』では結構『反対』が出ているなぁ」……。

このようにビジネスシーンでもよく聞く「総論賛成各論反対」という言葉。いったいどのような意味があるのでしょうか?


利害関係の調整は難しい!「総論賛成各論反対」の意味とは?

「総論賛成各論反対」でぇーす


「総論賛成各論反対」の読み方と意味とは?

まずは「総論賛成各論反対」の読み方と意味の確認からしましょう。

「総論賛成各論反対」の読み方は、”そうろんさんせいかくろんはんたい”

意味は、”計画などにおける全体的な方向性については賛成だが、(自分たちが損をするような)個別の問題については反対であること”になります。

「総論賛成各論反対」(読み方:”そうろんさんせいかくろんはんたい”)の意味
  • ”計画などにおける全体的な方向性については賛成だが、(自分たちが損をするような)個別の問題については反対であること”

政治の世界からビジネスシーンまで、多くの利害関係者が合意形成していかなければならない状況において、この「総論賛成各論反対」という言葉は用いられます。

ビジネスシーンにおける「総論賛成各論反対」の事例

ビジネスシーンにおける実際の「総論賛成各論反対」の事例を考えてみましょう。

例えば経営不振に陥った会社の場合、「会社全体の経費削減を実施する」という計画が出てきます。これが「総論」であり、経営陣も社員も会社が潰れては困るので「賛成」をするはずです。

しかし、「役員報酬をゼロにする」「社員の給与水準を下げる」「営業費用を今までの半分にする」などと具体的な案、すなわち「各論」が出てくると、当事者である役員や社員、営業部からは何かと理由をつけて「反対」の声が挙がってくるでしょう。

「総論賛成各論反対」の事例
  • 「経費削減を実施する」(総論)⇒全員が賛成
  •   ↓ だけど……

  • 「役員報酬をゼロにする」(各論)⇒役員が反対
  • 「社員の給与水準を下げる」(各論)⇒社員が反対
  • 「営業費用を今までの半分にする」(各論)⇒営業部が反対

利害関係を調整できるビジネスパーソンは出世する!?

上記の事例のみならず、ビジネスシーンにおいては大小様々なシチュエーションで「総論賛成各論反対」の状況が起きやすいもの。

そして、そのような状況でリーダーシップを発揮し各人の利害関係を調整し、最終的な合意形成へとつなげることができるビジネスパーソンが出世しやすいのも事実です。

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いずれにせよ、社会人としては「総論賛成各論反対」という言葉の意味を知っておきたいところですね。

以上、「総論賛成各論反対」の意味についての説明でした。ビジネスパーソンのみなさんの参考になれば幸いです。

※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。