合コン好きな女性の婚期が遅れる理由!?コロンビア大学教授が発見した「ジャムの法則」とは?

「選択」の専門家として知られるコロンビア大学ビジネススクールのシーナ・アイエンガー(Sheena Iyengar)教授。

彼女は「選択」について研究する中で、「ジャムの法則」というものを見つけました。

この「ジャムの法則」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?


合コン好きな女性の婚期が遅れる理由!?コロンビア大学教授が発見した「ジャムの法則」とは?

どれを選べばいいのかわからない!


シーナ・アイエンガー教授とは?

「ジャムの法則」について語る前に、まず、この法則を見つけたたコロンビア大学ビジネススクールのシーナ・アイエンガー教授のことを紹介しましょう。

1969年生まれの彼女は「選択」の専門家。高校時代に視力を失うなど、選択の余地がなかった自身の運命から「選択」を研究テーマに選んだのだとか。

彼女の「選択」に関する授業の様子は NHK 『コロンビア白熱教室』で放送され、また授業の内容が書籍化される(『選択の科学』文藝春秋・2010年)など、日本でも大きな反響を呼びました。

(アイエンガー教授の「選択」の授業に興味がある人は、最後に『TED』で行われた講演動画(Youtube)をリンクしてあるので、参考にしてください)

アイエンガー教授が行った実験

そんな「選択」の専門家であるアイエンガー教授。1995年に次のような実験を行いました。

アメリカの高級スーパーマーケット・ドレーガーズのジャム売り場で、24種類のジャムと6種類のジャムを並べ、それぞれの売上げを比較したのです。

普通、私たちは「品揃えが多いほうが売上げが多いのではないか」と考えますが、結果は違いました。

24種類のジャムを売り場に並べた際の売り上げは、6種類のジャムを並べた場合のわずか10%しかなかったのです。

アイエンガー教授が行った実験
  • スーパーマーケットのジャム売り場で、24種類のジャムと6種類のジャムを並べ、それぞれの売上げを比較
  • ⇒24種類並べた時の売り上げは、6種類並べた時のわずか10%

つまり、ジャムの品揃えが少ないほうが売上げが多かったのです。

「ジャムの法則」とは?

この実験の結果は、私たちに重要な示唆を与えてくれます。

選択肢は多ければ多いほどよいわけではなく、人間はあまりに選択肢が多いと、逆に「選択」ができなくなるのです。

このような状況を、先ほどのジャムの実験になぞらえて「ジャムの法則」と呼びます。

「ジャムの法則」とは?
  • 人間はあまりに選択肢が多いと逆に「選択」ができなくなる

優柔不断な人ほど「ジャムの法則」は発動しやすい?

みなさんの中にも「ジャムの法則」を経験した人は少なくないはず。

例えば洋服の購入を考えた際。

お店の品揃えが少なければ「まぁ、これでいいか」とすぐに選択できるものの、下手に品揃えが多いと「この柄も素敵だけど、あっちの柄もいいな」とつい迷ってしまうもの。

そして最後には「うーん、家でもう一度じっくり考えてみよう」と、その場での「選択」ができなかった経験をした人は少なくないでしょう。

もしかしたら、優柔不断な人ほど「ジャムの法則」は発動しやすいのかもしれませんね。

合コン好きな女性の婚期が遅れる理由も「ジャムの法則」!?

余談ですが、合コン好きな女性は婚期が遅れやすいと一部では言われています。

合コン好きな女性は、様々なメンズと出会う機会が多いもの。さらには、メンズには蝶よ花よとチヤホヤされます。

そのような状況に慣れ、「もっと条件のよい男性がいるのではないか」と合コンを繰り返しているうちに、気がついたら婚期が遅れていたというわけです。

このような状況もまた、選択肢が多いと逆に「選択」ができなくなる「ジャムの法則」が発動しているのかもしれません。

「ジャムの法則」を逆手に取った売り手側の工夫

この「ジャムの法則」は、ビジネスの世界では意外と知られている話です。

そのため、同一品種の商品の点数を絞ることで、消費者が「選択」、すなわち購入のアクションを起こしやすいようにすることは、様々な業種で行われています。

また、飲食店での「松」「竹」「梅」の区別や、さらには小売店で「店長のおすすめ」「当店の売上げナンバーワン」など特定の商品をプッシュすることも、「ジャムの法則」を逆手に取った売り手側の工夫だと言えるでしょう。

いずれにせよ、ビジネスパーソンとして「ジャムの法則」という言葉を知っておいて損はありません。

以上、「ジャムの法則」についてでした。参考になれば幸いです。

「ジャムの法則」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。