「〇〇に『係る』△△」…お役所言葉「係る」の意味と使い方とは?

「大学、短期大学及び高等専門学校卒業・修了予定者に『係る』就職について」「当該事業分野に『係る』経営力向上に関する指針」……。

このようにお役所言葉として、特に官公庁の文書で頻繁に用いられる「係る」という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


「〇〇に『係る』△△」…お役所言葉「係る」の意味と使い方とは?

〇〇に係る△△?


公的機関の文書で好んで用いられる「係る」の読み方と意味とは?

まずは「係る」という言葉の読み方と意味の確認から。

「係る」の読み方は”かか(る)”。

公的機関、特に官公庁の文書で好んで用いられる言葉のひとつで、”関係する”や”関連する”という意味で使われます。

お役所言葉「係る」(読み方:”かか(る)”)の意味
  • “関係する”
  • “関連する”

同じ漢字を用いた”関【係】する”で覚えておくとよいでしょう。

お役所言葉「係る」の基本的な使い方

お役所言葉「係る」は、主に「〇〇に『係る』△△」という表現で公的機関の文書中に頻繁に登場します。

このような表現に出会った場合には、「〇〇に”関係する”△△」や 「〇〇に”関連する”△△」と読み替えると理解がはかどります。

お役所言葉「係る」の基本パターン
  • 「〇〇に『係る』△△」
     ⇒ 「〇〇に”関係する”△△」
     ⇒ 「〇〇に”関連する”△△」

お役所言葉「係る」の具体的な文例

具体的な文例についても見てみましょう。

お役所言葉「係る」を用いた具体的な文例
  • 戦略プログラムに「係る」事後評価。
  • 革新的技術開発に「係る」全国説明会。
  • 指定に「係る」パブリックコメントの受付。
  • 商業・業務施設用地の分譲に「係る」公募。
  • 当該事業分野に「係る」経営力向上に関する指針。
  • 防災機能等強化緊急特別推進事業に「係る」事業募集。
  • 大学、短期大学及び高等専門学校卒業・修了予定者に「係る」就職について。
  • 超高精細度テレビジョン放送に「係る」放送業務の認定申請。
  • 平成XX年台風10号に「係る」被害により、〇〇県20市町村に対して、災害救助法を適用することが決定されました。

このように用いられます。

いずれのケースにおいても「関係する」や「関連する」と読み替えることが可能です。

お役所言葉「係る」の同義語・類義語

「係る」に似た言葉には、やはり「関係する」や「関連する」、「関する」などといった言葉が挙げられるでしょう。

ビジネス文書や一般向けの文書など、シチュエーションによっては「係る」を用いるよりも「関係する」や「関連する」、あるいは「関する」を用いたほうがふさわしいケースも多くあります。

「係る」の同義語・類義語
  • 「関係する」
  • 「関連する」
  • 「関する」

いずれにせよ、「〇〇に『係る』△△」という表現は公的機関の文書中に頻繁に登場するので、社会人の常識として「係る」の意味を知っておきたいところです。

以上、「係る」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

※本記事は2016年10月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。