これまでと同じようにやっていく!「踏襲」の意味と使い方とは?

「前例踏襲主義」とはナニモノ?

「前社長の経営戦略を『踏襲』する」「従来の方針を『踏襲』しない予定」……。

ビジネスシーンのみならずニュース記事などでも見聞きすることが多い「踏襲」という言葉。

この「踏襲」という言葉には、いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


これまでと同じようにやっていく!「踏襲」の意味と使い方とは?

前任者のやり方を踏襲してほしいんだ……


「踏襲」の意味とは?

まずは「踏襲」という言葉の読み方と意味の確認からしましょう。

「踏襲」の読み方は”とうしゅう”。

「踏襲」とは、”従来の慣行や以前からの方針を継続させること”という意味になります。

「踏襲」(読み方:”とうしゅう”)の意味
  • “従来の慣行や以前からの方針を継続させること”

簡単に言えば、「これまでと同じようにやっていくよ」ということ。

ちなみに「踏」という漢字に送り仮名をふると、”(あることを)念頭に置く”という意味の「踏まえる(”ふまえる”)」になります。

また「襲」という漢字には、”名を継ぐこと”を意味する「襲名」という熟語があります。

「踏襲」の基本パターン

「踏襲」は、基本的に「踏襲する」の形で用いられます。

「踏襲」の基本パターン
  • 踏襲する
  • 踏襲している

「踏襲」の使い方(文例)

「踏襲」を用いた、具体的な文例についても見てみましょう。

「踏襲」の文例
  • (映画の)最新作は前作を「踏襲」した設定となっている。
  • 前社長の経営戦略を「踏襲」する。
  • 福祉政策については前政権の政策を「踏襲」する。
  • 従来の方針を「踏襲」しない予定だ。

このように「踏襲」という言葉は用いられます。

繰り返しますが、「踏襲」を簡単に言うと「これまでと同じようにやっていくよ」ということです。

「前例踏襲主義」という言葉もある

大企業や公的機関などでは、様々な状況で“従来の慣行や以前からの方針を継続させること”を重視することが多いもの。

このような考え方を「前例踏襲主義」と言います。

「前例踏襲主義」は、過去のベストプラクティスを活かしているという側面があるため、ケースによっては「前例踏襲主義」を採用したほうがよい場合もあるでしょう。

しかし、「前例踏襲主義」を採用し続けることで、組織そのものや組織の構成員の考え方が硬直化・保守化してしまい、環境の変化が起きた場合には対応が遅れるのではないかといった批判的な意見があるのも事実です。

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「踏襲」の同義語・類義語

「踏襲」の同義語・類義語にはどのような言葉があるでしょうか?

「踏襲」に似た言葉には「継続」や「維持」といった言葉があります。

いずれにせよ、社会人の常識として「踏襲」という言葉の意味を知っておきたいところです。

以上、「踏襲」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「踏襲」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。