「対象」「対照」「対称」…”たいしょう”の意味と使い方の違いとは?

”たいしょう”の使い分けは大丈夫?

「大学3年生を”たいしょう”にしたインターンシップ」「与党と野党の意見は”たいしょう”的」「左右”たいしょう”に設計された構造物」……。

これらのケースにおいては、「対象」「対照」「対称」と、いずれの漢字を使えばよいのでしょうか?

知っているようで、意外とあやふやなことも多い”たいしょう”の区別ですが、社会人としては一般常識として知っておきたいところ。

ここでは、それぞれの言葉の意味と使い方の違いについて考えてみたいと思います。


「対象」「対照」「対称」…「たいしょう」の意味と使い方の違いとは?

「対象」?「対照」?「対称」?


「対象」の意味とは?

まずは「対象」の意味から。

「対象」の意味は、”(働きかける)目標や目的となるもの”になります。

「対象」(読み方:”たいしょう”)の意味
  • “(働きかける)目標や目的となるもの”

カタカナ語の「ターゲット」に似た意味だと言ってもよいでしょう。

「対象」の使い方(文例)

「対象」を用いた、具体的な文例を見てみましょう。

「対象」を用いた文例
  • 大学3年生を「対象」にしたインターンシップが実施される。
  • 中高年層を「対象」にしたショッピングモールが開店した。
  • 当日配送の「対象」地域を拡大する。

このように「対象」という言葉は使われます。

また、これらの他にも、玩具には「『対象』年齢6歳以上」などと書かれていますね。

「対照」の意味とは?

続いて「対照」の意味はどうでしょう。

「対照」の意味は”二つのものを照らし合わせて比較すること”や”違いが際立つ二つのものが並ぶこと”になります。

「対照」(読み方:”たいしょう”)の意味
  • “二つのものを照らし合わせて比較すること”
  • “違いが際立つ二つのものが並ぶこと”

「対照」は、”二つのものを比べる”というイメージがポイントになります。

「対照」の使い方(文例)

「対照」の具体的な文例も見てみましょう。

「対照」を用いた文例
  • スポーツが得意な長男と文学青年の次男は「対照」的だ。
  • 経済政策に対する与党と野党の意見は「対照」的である。
  • 今回の監督の作品は、前作とは「対照」的な作品に仕上がっている。

いずれも、”二つのものを比べて”いる点に注目しましょう。

この他にも「好対照」と言えば、”二つのものを比べた”際に違いが際立っている様子を表します。

「対称」の意味とは?

最後に「対称」の意味。

「対称」の意味は”互いに対応してつりあっていること”になります。

「対称」(読み方:”たいしょう”)の意味
  • “互いに対応してつりあっていること”

カタカナ語では「シンメトリー」が「対称」に似た意味を持つ言葉になります。

「対称」の使い方(文例)

そして「対称」の具体的な文例です。

「対称」を用いた文例
  • 左右「対称」に設計された構造物。
  • 上下「対称」のデザインが美しいステンドグラス。
  • 「対称」性を持つ結晶構造。

このように「対称」は用いられます。

高校入試や大学入試でも出題される「対象」「対照」「対称」

「対象」「対照」「対称」の区別は、高校入試や大学入試でも出題される内容です。

これら「対象」「対照」「対称」の区別があやふやな社会人は、あなたが大事なシチュエーションで恥をかかないよう、この機会にぜひ覚えてくださいね。

以上、「対象」「対照」「対称」の意味と使い方の違いについての説明でした。参考になれば幸いです。

「対象」「対照」「対称」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。