「追求」「追及」「追究」…”ついきゅう”の意味と使い方の違いとは?

”ついきゅう”の使い分けはややこしい!?

「使いやすさを”ついきゅう”したボールペン」「週刊誌が疑惑を”ついきゅう”する」「真理を”ついきゅう”していきたい」……。

これらの文においては、「追求」「追及」「追究」と、いずれの漢字を使えばよいのでしょうか?

知っているようで、意外とあやふやなことも多い”ついきゅう”の区別ですが、社会人としては一般常識として知っておきたいところ。

ここでは、それぞれの言葉の意味と使い方の違いについて考えてみたいと思います。


「追求」「追及」「追究」…「ついきゅう」の意味と使い方の違いとは?

「追求」?「追及」?「追究」?


「追求」の意味とは?

まずは「追求」の意味から。

「追求」は、自分にとっての「理想」や「利益」など、”目的となるものを得ようと追い求めること”という意味になります。

「追求」(読み方:”ついきゅう”)の意味
  • “目的となるものを得ようと追い求めること”

「求」の字、すなわち”求める”がポイントです。

「追求」の使い方(文例)

「追求」を用いた、具体的な文例を見てみましょう。

「追求」を用いた文例
  • 企業は利潤を「追求」する。
  • リアルさを「追求」したフィギュア。
  • 使いやすさを「追求」したボールペン。

このように「追求」という言葉は使われます。

「2期連続赤字が続いた後に3代目社長に就任したD氏は、リストラは行わず、外注業務の『内製化』によって収益性を回復させた」……。 このようにビジネスシーンでよく用いられる言葉に「内製化」というものがあります。 ここでは、この言...

「追及」の意味とは?

続いて「追及」の意味はどうでしょう。

「追及」は、「悪事」や「疑惑」「責任」など”逃げるものを追いつめること”という意味になります。

「追及」(読み方:”ついきゅう”)の意味
  • “逃げるものを追いつめること”

「追及」の使い方(文例)

「追及」の具体的な文例も見てみましょう。

「追及」を用いた文例
  • 容疑者の犯行動機を「追及」する。
  • 経営責任の「追及」を求める声があがる。
  • 週刊誌が疑惑を「追及」する。

“逃げるものを追いつめること”というイメージが湧くでしょうか。

「追究」の意味とは?

そして、最後に「追究」の意味。

「追究」は、「学問」や「真理」など”未知のものを明らかにすること”という意味になります。

「追究」(読み方:”ついきゅう”)の意味
  • “未知のものを明らかにすること”

主に学問的なことが語られている場面で、「追究」という言葉は用いられます。

「追究」の使い方(文例)

「追究」の具体的な文例も見てみましょう。

「追究」を用いた文例
  • 教授は疑問に思ったことを徹底的に「追究」していった。
  • 宇宙の謎を「追究」する。
  • 真理を「追究」していきたい。

このように「追究」は用いられます。

「追及」や「追究」の代わりに用いられる「追求」

と、ここまで「追求」「追及」「追究」の区別を見てきましたが、ニュース記事などでは「追及」や「追究」と書くべきところで「追求」が用いられるケースも少なくありません。

これは、「追求」の”目的となるものを得ようと追い求めること”の意味が広範囲をカバーするためでもあり、一概に誤用であるとは言い切れないようです。

ただし、やはり「追求」「追及」「追究」は、文脈に応じて書き分けたいものです。

高校入試や大学入試でも出題される「追求」「追及」「追究」

また、「追求」「追及」「追究」の区別は、高校入試や大学入試でも出題される内容です。

これら「追求」「追及」「追究」の区別があやふやな社会人は、あなたが大事なシチュエーションで恥をかかないよう、この機会にぜひ覚えてください。

以上、「追求」「追及」「追究」の意味と使い方の違いについての説明でした。参考になれば幸いです。

※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。