「厚顔無知」の誤用に注意!「厚顔無恥」の意味と使い方とは?

「義務も果たさず権利を主張するのは『厚顔無恥』としか言いようがない」「説明責任を果たさないとは、『厚顔無恥』にもほどがある」……。

ニュース記事などでも見聞きすることが多い「厚顔無恥」という四字熟語。

主に人物を評して使われる言葉なのですが、いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


「厚顔無知」の誤用に注意!「厚顔無恥」の意味と使い方とは?

アタシは厚顔無恥じゃないですよ


「厚顔無恥」の読み方と意味とは?

まずは「厚顔無恥」という言葉の読み方と意味の確認から。

「厚顔無恥」の読み方は”こうがんむち”。

「厚顔」は”面の皮が厚いこと”、すなわち”図々(ずうずう)しい様子”、「無恥」は”恥知らずな様子”を意味します。

この二つの意味を持つのが「厚顔無恥」という四字熟語です。

「厚顔無恥」(読み方:”こうがんむち”)の意味
  • “図々(ずうずう)しく、恥知らずな様子”

「厚顔無知」は誤用表現なので注意!

時々、「厚顔無【恥】」を「厚顔無【知】」と表記しているのを見かけます。

「無知」には”知識や知恵がない様子”という意味があり、確かに「厚顔無【恥】」な人は往々にして”知識や知恵がない”ものです。

「厚顔無【知】」と表現したい気持ちはわかるものの、誤用表現になるので注意をしましょう。

「厚顔無【恥】」が”【恥】知らずな様子”を意味していることを理解していれば、間違えることはありません。

「厚顔無恥」の使い方(文例)

「厚顔無恥」を用いた具体的な文例についても見てみましょう。

“図々(ずうずう)しく恥知らずな”人物に対して、「厚顔無恥」が用いられている点に注目してください。

「厚顔無恥」を用いた具体的な文例
  • 義務も果たさず権利を主張するのは「厚顔無恥」としか言いようがない。
  • あれだけ偉そうなことを言っておいて、いざ不祥事が発覚すると説明責任を果たさないのは、「厚顔無恥」にもほどがある。
  • 野党は与党の政策を、無責任で「厚顔無恥」なものであると非難した。
  • あれだけバカにした相手に助けを求める彼女には、「厚顔無恥」という言葉がぴったりだ。

このように「厚顔無恥」は用いられます。

「厚顔無恥」の同義語・類義語

「厚顔無恥」の同義語・類義語にはどのような言葉があるでしょうか?

「厚顔無恥」に似た言葉には「面(つら)の皮が厚い」や「恥知らず」「図太(ずぶと)い」「図々(ずうずう)しい」「分別(ふんべつ)がない 」などといった言葉があります。

「厚顔無恥」の同義語・類義語
  • 「面(つら)の皮が厚い」
  • 「恥知らず」
  • 「図太(ずぶと)い」
  • 「図々(ずうずう)しい」
  • 「分別(ふんべつ)がない 」

いずれにせよ、ビジネスパーソンとしては「あいつは『厚顔無恥』な奴だ」と言われないようにしたいものですね。

以上、「厚顔無恥」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

※本記事は2016年8月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。