「繁雑」との違いって?「煩雑」の意味と使い方とは?

「日本に進出している外国企業の多くが、ビザや税務手続きの『煩雑』さを解消してほしいと望んでいる」「食材の輸出は国ごとに規制が異なっており、手続きも『煩雑』となっている」……。

このようにビジネスシーンでもよく用いられる「煩雑」という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


「繁雑」との違いって?「煩雑」の意味と使い方とは?

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「煩雑」の読み方と意味とは?

まずは「煩雑」という言葉の読み方と意味の確認から。

「煩雑」の読み方は”はんざつ”。

“(物事が)込み入ってわずらわしいこと”という意味を持ちます。

ちなみに「煩」の字に送りがなをふると「煩(わずらわ)しい」になります。

「煩雑」(読み方:”はんざつ”)の意味
  • “(物事が)込み入ってわずらわしいこと”

「煩雑」のポイントは、”(物事が)込み入って”いる点です。

「繁雑」という言葉もある

一方、同じ読みで「繁雑」という言葉があります。

こちらの意味は、”やるべきことが多くてわずらわしいこと”という意味です。

「繁雑」(読み方:”はんざつ”)の意味
  • やるべきことが多くてわずらわしいこと”

「繁雑」のポイントは、”やるべきことが多”い点になります。

「煩雑」と「繁雑」の違いとは?

「煩雑」と「繁雑」の違いは、”(物事が)込み入って”いる面を強調したいのなら「煩雑」、”やるべきことが多”い面を強調したいのなら「繁雑」を用いるという点。

もう一度、それぞれの意味を確認してみましょう。

「煩雑」と「繁雑」の違い
  • 「煩雑」 = “(物事が)込み入ってわずらわしいこと”
  • 「繁雑」 = “やるべきことが多くてわずらわしいこと”

例えばバックオフィス業務で、複雑な計算であったり手間のかかる作業が必要である場合には「煩雑」を用い、単純にこなすべき作業量が多い場合には「繁雑」を用います。

「煩雑」の基本的な使い方

「煩雑」の基本的な使い方(基本パターン)を見てみましょう。

基本的には「煩雑さ」や「煩雑な」という形で用いられます。

「煩雑」の基本パターン
  • 煩雑さ
  • 煩雑な

「煩雑」の具体的な文例

「煩雑」を用いた具体的な文例についても見てみましょう。繰り返しますが、「煩雑」のポイントは、”(物事が)込み入って”いる点。

特に各種手続きに関しては、「煩雑」を用いることが好まれているようです。

「煩雑」を用いた具体的な文例
  • 日本に進出している外国企業の多くが、ビザや税務手続きの「煩雑」さを解消してほしいと望んでいる。
  • 食材の輸出は国ごとに規制が異なっており、手続きも「煩雑」となっている。
  • 「煩雑」な手続きを簡素化することで、利用者の利便性を高めなければならない。

ついでに「繁雑」についても見てみましょう。「繁雑」のポイントは、”やるべきことが多”い点ですね。

「繁雑」を用いた具体的な文例
  • 会社を設立するにあたっては、様々な文書を届け出なければならないなど、多くの「繁雑」な作業がある。

次のようなケースにおいては、”(物事が)込み入って”いる面を強調したいのなら「煩雑」、”やるべきことが多”い面を強調したいのなら「繁雑」を、それぞれ用いることができるでしょう。

「煩雑」と「煩雑」両方使える文例
  • 「煩雑」(「繁雑」)なバックオフィス業務を解消するために、A社はバックオフィス業務のアウトソーシング体制を構築した。

「煩雑」の同義語・類義語

「煩雑」の同義語・類義語にはどのような言葉があるでしょうか?

「煩雑」に似た言葉には「煩瑣(読み方:”はんさ”)」や「複雑」、「手間」などといった言葉があります。

「煩雑」の同義語・類義語
  • 「煩瑣(読み方:”はんさ”)」
  • 「複雑」
  • 「手間」

いずれにせよ、「煩雑」と「繁雑」はビジネスシーンでもよく用いられる言葉なので、意味を知っておきたいところです。

以上、「煩雑」と「繁雑」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「煩雑」と「繁雑」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年8月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。