自由に決めてOK!?「裁量」の意味と使い方とは?

「ベンチャー企業の魅力のひとつは、個人に与えられる『裁量』の大きさである」「スタートアップ企業のA社では、インターン生にも大きな『裁量』が与えられている」……。

このようにビジネス系の記事やビジネスシーンでもよく用いられる「裁量」という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


自由に決めてOK!?「裁量」の意味と使い方とは?

ウチの会社では個人の裁量に任せているから(でも失敗したらキチンと責任はとってね)


「裁量」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認からしましょう。

「裁量」の読み方は”さいりょう”。

“(意思決定において)自分自身の考えで判断・決定し、物事を処理していくこと”という意味を持ちます。

「裁量」(読み方:”さいりょう”)の意味
  • “(意思決定において)自分自身の考えで判断・決定し、物事を処理していくこと”

簡単に言えば、”自由に決めてよい”ということ。

本来は行政分野や法律分野でよく使われてきた言葉ですが、近年ではビジネスの世界でも意思決定に関連して頻繁に聞くようになりました。

ビジネスの世界では、「自由裁量」や「個人の裁量に任せる」などといった表現でよく用いられます。

ビジネスの世界における「裁量」

会社という組織では、特に大企業になればなるほど、些細なことでも上司や上部組織(例えば取締役会など)の意向を確認し調整(いわゆる「稟議」)したうえで、意思決定をすることが求められます。

この方法では、チェック機能が働いたり責任の所在を明らかにするというメリットがあるものの、意思決定のスピードが損なわれるというデメリットも存在します。

一方、ベンチャー(スタートアップ)企業や革新的な企業の中には、スピードを重視し、意思決定を個人や下部組織の「裁量」に任せているところも少なくありません。

個人や下部組織に「裁量」が大きく与えられることは、ビジネスパーソンにとって大きな魅力になりますが、その反面、(特に失敗した際の)責任も大きくなるということは忘れてはならないでしょう。

「裁量」の基本的な使い方(文例)

「裁量」という言葉を用いた、具体的な文例についても見てみましょう。

「裁量」を用いた具体的な文例
  • ベンチャー企業の魅力のひとつは、個人に与えられる「裁量」の大きさである。
  • スタートアップ企業のA社では、インターン生にも大きな「裁量」が与えられている。
  • A社は各店舗の店長に自由「裁量」権を与えているため、店舗ごとに個性的なキャンペーンが導入されている。
  • 中小企業では中間管理職の「裁量」範囲はかなり広い。
  • 休診日や診療時間の設定は医療機関の自由「裁量」である。
  • 任命権者が分限処分を行うにあたり、いかなる処分を行うかは任命権者の「裁量」に委ねられている。
  • 多国籍軍とは、国連安全保障理事会決議などの国際合意に基づき各国が各々の「裁量」において派遣した軍のこととされている。

このように「裁量」という言葉は用いられます。

文例から”自由に決めてよい”というイメージが湧くでしょうか。

「裁量」の同義語・類義語

「裁量」の同義語・類義語にはどのような言葉があるでしょうか?

「裁量」に似た言葉には「自由な判断・決定」や、”自分自身の意志で自由に行動できること”を意味するカタカナ語「フリーハンド」、「任意」などといった言葉があります。

「裁量」の同義語・類義語
  • 「自由な判断・決定」
  • 「フリーハンド」
  • 「任意」

いずれにせよ、「裁量」という言葉はビジネスシーンでもよく用いられる言葉なので、社会人の常識として意味を知っておきたいところです。

以上、「裁量」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「裁量」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年9月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。