出してうれしい、もらってうれしい年賀状。
ところで年賀状に、私たちが何の疑問もなく書く「賀正」「謹賀新年」、そして「賀春」という言葉。
これらの言葉が、いったいどのような意味を持つのか、みなさんご存じでしょうか?

謹賀新年!
「賀正」と「謹賀新年」、「賀春」に共通する「賀」の字
「賀正」と「謹賀新年」、「賀春」。
これらの言葉の意味を考える前に、まずは、三つの言葉に共通する「賀」の字について考えてみましょう。
そう、「賀正」と「謹賀新年」、そして「賀春」の意味を理解するためには、「賀」の字の意味を知るのが手っ取り早いのです。
「賀する」の読み方と意味とは?
「賀」という字に送りがなをふると、「賀(が)する」という言葉になります。
普段あまり使わない言葉ですが、この「賀する」とは、”祝(いわ)う”と同じ意味を持つ言葉です。
- ”祝(いわ)う”
ちなみに、名字や地名に「賀」がついている場合には、”祝(いわ)う”の意味が含まれていることが多いとされます。
「賀正」と「謹賀新年」、「賀春」の意味とは?
つまり「賀正」とは、”お正月を祝うこと”、「謹賀新年」とは、”謹んで新年をお祝いすること”となるわけです。
- ”お正月を祝うこと”
- ”謹(つつし)んで新年をお祝いすること”
また「賀春」という言葉は、「賀正」と同じく”お正月を祝うこと”という意味になります。
- ”お正月を祝うこと”
これら「賀正」と「謹賀新年」、「賀春」という言葉は、いずれも新しい年をお祝いする言葉であり、「あけましておめでとう」と同じ意味の言葉となるわけです。
いずれにせよ、ビジネスパーソンの雑学として「賀する」という言葉の意味を知っておいて損はないかもしれません。
以上、「賀正」と「謹賀新年」、そして「賀春」の意味についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。
- 賀正
(Wiktionary) - 謹賀新年
(Wiktionary) - あけましておめでとう
(Wiktionary) - 「謹賀新年」、「恭賀新年」はどういう意味の違いがありますか?
(Yahoo! 知恵袋)
※本記事は2016年12月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。