頑張ったご褒美のこと!「論功行賞」の意味と使い方とは?

ご褒美が欲しいんです!

「新社長はライバル派閥を一切排除する『論功行賞』人事を進めた」「選挙で活躍したC氏の副知事就任には、露骨な『論功行賞』ではないかとの批判も出ている」……。

このようにビジネス系の記事やニュース記事でもよく用いられる「論功行賞」という四字熟語。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


頑張ったご褒美のこと!「論功行賞」の意味と使い方とは?

新社長誕生に尽力したこの私にぃぃぃぃぃぜひ論功行賞をいただけないでしょうかぁぁぁぁぁ


「論功行賞」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認からしましょう。

「論功行賞」の読み方は、”ろんこうこうしょう”。

この言葉は、中国の古典『三国志(魏志、明帝紀)』に由来(「功を論じ賞を行う」)します。

意味は、”(戦いにおける)【功】績の度合いを調べ(=【論】)、それに応じて【賞】を分け与える(=【行】)こと”です。

例えば武士が活躍した時代に、主君が合戦で功績をあげた家来に対し領地を授けることや、官職への任官の推薦を行うことなどといった、恩賞(おんしょう)の授与が、典型的な「論功行賞」にあたります。

わかりやすく表現すると、”頑張ったご褒美(ほうび)”だとも言えるでしょう。

「論功行賞」(読み方:”ろんこうこうしょう”)の意味
  • ”(戦いにおける)功績の度合いを調べ、それに応じて賞を分け与えること”

現在では、政治の世界における選挙後の組閣(そかく)をはじめとする各種ポストの割り当て、ビジネスの世界における新社長就任後の重要人事の割り当てに関連して、この「論功行賞」の言葉が用いられます。

「論功行賞」の基本的な使い方

基本的な使い方(基本パターン)を見てみましょう。

基本的には「論功行賞として○○(のポスト)が与えられた」や「論功行賞人事が行われる」、「論功行賞だと非難(批判)の声があがる」などといった表現で用いられます。

「論功行賞」の基本パターン
  • 「論功行賞として○○(のポスト)が与えられた」
  • 「論功行賞人事が行われる」
  • 「論功行賞だと批判(非難)の声があがる」

ちなみにこの「論功行賞」、ややネガティブなイメージを伴って、批判的に用いられることも少なくありません。

「論功行賞」を用いた具体的な文例

具体的な文例も見てみましょう。

「論功行賞」を用いた具体的な文例
  • 今回のA氏の駐日大使指名は、「論功行賞」の意味合いが大きいと考えられている。
  • 外交経験がないB氏の外務大臣就任には、政権誕生への貢献に対する「論功行賞」と批判の声もあがった。
  • 明日発足する新政権の要職人事は、「論功行賞」の色彩が強く出ている。
  • 総裁選で早期にC氏支持を表明したD氏は、「論功行賞」として党幹事長ポスト就任が有力視されている。
  • 新社長はライバル派閥を一切排除する「論功行賞」人事を進めた。
  • 選挙で活躍したC氏の副知事就任には、露骨な「論功行賞」ではないかとの批判も出ている。

このように用いられます。

「論功行賞」の同義語・類義語

また、「論功行賞」に似た言葉には「褒美」や「見返り」、「報酬」、「恩賞」などといった言葉があります。

「論功行賞」の同義語・類義語
  • 「褒美」
  • 「見返り」
  • 「報酬」
  • 「恩賞」

いずれにせよ、「論功行賞」という言葉はビジネス系の記事やニュース記事でもでもよく用いられる言葉なので、社会人の一般常識として意味を知っておきたいところです。

以上、「論功行賞」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

「論功行賞」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年1月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。