跡目争いに遺産相続…「骨肉の争い」の意味と使い方とは?

兄弟や親子、親類間で生々しい対立が起きている様子

「これまでの歴史の中で、多くの国では王位継承を巡る『骨肉の争い』が繰り広げられてきた」「今回のB社の社長解任劇は、B社創業者一族の『骨肉の争い』が表面化したものである」……。

このように用いられる「骨肉の争い」という表現ですが、いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


跡目争いに遺産相続…「骨肉の争い」の意味と使い方とは?

兄弟で喧嘩したくないなぁ……


「骨肉の争い」の読み方と意味とは?

「骨肉の争い」の読み方は”こつにく(の)あらそ(い)”。

「骨肉」には、”骨と肉”というそのままの意味以外に、”血のつながった兄弟や親子、親類”といった意味があります。

すなわち「骨肉の争い」とは、”血のつながった兄弟や親子、親類間の争い(喧嘩・対立)”を意味する言葉です。

「骨肉の争い」(読み方:”こつにく(の)あらそ(い)”)の意味
  • ”血のつながった兄弟や親子、親類間の争い(喧嘩・対立)”

兄弟や親子、親類間の生々しい対立=「骨肉の争い」

ただし”争い”といっても、些細なことで喧嘩して後ですぐに仲直りするような、かわいらしいものではありません。

跡目争い(読み方:”あとめあらそ(い)”、意味:”誰が跡を継ぐかということ”)や遺産相続など、特に金銭を巡って兄弟や親子、親類間で生々しい対立が起きた際に、「骨肉の争い」という表現が用いられます。

このようなこともあり、かなりネガティブなイメージを伴った言葉となります。

基本的な使い方

続いて、基本的な使い方(基本パターン)を見てみましょう。

基本的には以下のような表現で用いられます。

「骨肉の争い」の基本パターン
  • 「○○(跡目や遺産など)を巡る骨肉の争い」
  • 「骨肉の争いが起きる(生じる / 繰り広げられる)」

具体的な文例

続いて、具体的な文例でも確認しましょう。

「骨肉の争い」を用いた具体的な文例
  • これまでの歴史の中で、多くの国では王位継承を巡る「骨肉の争い」が繰り広げられてきた。
  • 古代エジプトの王朝では、権力を巡って「骨肉の争い」が常態化していた。
  • 裕福な資産家一族は一見すると幸せそうに見えるが、実際には相続を巡って「骨肉の争い」が行われ、ドロドロとした人間関係になっていることも少なくない。
  • Aさんの死後、Aさんが遺した莫大な遺産を巡って、子供たちの間では「骨肉の争い」が繰り広げられたという。
  • 今回のB社の社長解任劇は、B社創業者一族の「骨肉の争い」が表面化したものである。

このように用いられます。

兄弟や親子、親類間で生々しい対立が起きている様子や、ネガティブなイメージが伴う点がおわかりいただけたでしょうか。

「骨肉の争い」の同義語・類義語

同義語・類義語にはどのような言葉があるでしょう?

「骨肉の争い」に似た言葉には、”肉親同士が争う”という意味を持つ「骨肉相食(あいは)む」があります。

また、「お家騒動」や「兄弟(親子 / 家族)喧嘩」などといった言葉で言い換えることができるケースもあります。

「骨肉の争い」の同義語・類義語
  • 「骨肉相食(あいは)む」
  • 「お家騒動」
  • 「兄弟(親子 / 家族)喧嘩」

いずれにせよ、「骨肉の争い」という言葉は、社会人の常識として意味を知っておきたい表現のひとつです。

でも兄弟や親子の間で、「骨肉の争い」はしたくないものですね。

以上、「骨肉の争い」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

※本記事は2017年1月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。