「甚だ疑問」ってどういうこと?「甚だ」の意味と使い方とは?

「不要となった組織を、これ以上存続させる必要があるのか『甚だ』疑問だ」……。

このように様々なシチュエーションで見聞きする「甚だ」という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


「甚だ疑問」ってどういうこと?「甚だ」の意味と使い方とは?

甚だ~疑問を~感じる~わけでありまして~


「甚だ」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認から。

「甚だ」の読み方は、”はなは(だ)”。

「甚だ」とは、”程度がとても大きい様子”を表す言葉です。

私たちが普段使う「とても」や「ひじょうに」、「大変」といった言葉を、少しおかたく表現したものと考えるとよいでしょう。

「甚だ」(読み方:”はなは(だ)”)の意味
  • ”程度がとても大きい様子”
     =「とても」、「ひじょうに」、「大変」

ちなみに「甚」の字を用いた熟語には、”程度がとても大きい(あるいは激しい)様子”を意味する「甚大(読み方:”じんだい”)」や「激甚(読み方:”げきじん”)」などといった言葉があります。

「甚だ」は副詞であり、形容詞にすると「甚(はなは)だしい」になります。

「甚だ」の基本的な使い方

続いて、基本的な使い方(基本パターン)を見てみましょう。

特に以下のような表現で用いられます。

「甚だ」の基本パターン
  • 「甚だ多い」
  • 「甚だ遺憾(残念 / 疑問)だ」
  • 「甚だ恐縮です」
  • 「甚だ簡単ではございますが」

例えば、政治家の記者会見など、ややお堅いシチュエーションで使用されることも多い「甚だ遺憾(残念 / 疑問)だ」の表現は、話し手の強い不快感や、強い疑問といったものを表します。

またビジネスパーソンとして、「甚だ恐縮です」や「甚だ簡単ではございますが」といった表現は知っていて損はありません。

「甚だ」を用いた具体的な文例

具体的な文例で確認しましょう。

「甚だ」を用いた具体的な文例
  • 官房長官は「A国政府の対応は『甚だ』遺憾である」と苦言を呈した。
  • 不要となった組織を、これ以上存続させる意義があるのか「甚だ」疑問だ。
  • いまさら大ヒット映画の続編を作る必要があるのか「甚だ」疑問だ。
  • このような不祥事が起きたことは「甚だ」残念であり、再発防止に全力を尽くしていく。
  • 「甚だ」不謹慎ではあるが、知事の言い間違いには笑ってしまった。
  • 「甚だ」簡単ではございますが、以上をお祝いの言葉とさせていただきます。

このように用いられます。

「とても」や「ひじょうに」、あるいは「大変」などの言葉を用いたケースに比べ、かたい文になるのではないでしょうか。

「甚だ」の同義語・類義語

最後に同義語・類義語を考えてみましょう。

「甚だ」に似た言葉には、先ほども紹介した「とても」や「ひじょうに」、「大変」、それから「極めて」などといった言葉があります。

また、「実に」や「誠に」といった言葉も同様の意味を持ちます。

「甚だ」の同義語・類義語
  • 「とても」
  • 「ひじょうに」
  • 「大変」
  • 「極めて」
  • 「実に」
  • 「誠に」

いずれにせよ、「甚だ」という言葉は様々なシチュエーションで見聞きする言葉なので、社会人の教養として意味を知っておきたいところです。

以上、「甚だ」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

「甚だ」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年2月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。