「有名無実」「有名無実化」の読み方、意味、SPI対策の覚え方
有名無実(ゆうめいむじつ)は、名前だけは立派なのに実際にはそれに見合う内容や実力がないという意味です。人にも物にも使います。有名無実化(ゆうめてむじつか)とは、名前としては存在するが実質的には何の意味もない状態に変わることです。主に物に使います。
便宜上(べんぎじょう)とは、「そのほうが都合よいという観点から」との意味になります。
ただし便宜(べんぎ)と単独で名詞で使うと、便利で都合よいように行う特別な処置の意味ですが、慣習・モラル・法律などに反して利益を与える特別な処置という悪い意味になります。
「便宜上、…」というと「そのほうが都合よいという観点から、…」という意味になります。
「上」は「~の観点から」という意味です。
例えば、「会社では便宜上、旧姓を用いている」と書くと「会社では旧姓を用いるほうが都合よいという観点から、旧姓を用いている」という意味です。
ただし「便宜」と名詞で使う場合は注意が必要です。
なぜなら「慣習やモラル、法律などに反する形で利益を供与する」というネガティブなニュアンスを含むことがあるからです。
例えば、「彼は市長に便宜を図ってもらう見返りに、賄賂を渡した」という文では、「便宜を図る」は不正な行為を指しています。
「便宜」の読み方は「べんぎ」です。「便宜上」の読み方は「べんぎじょう」です。
「便」という漢字は「便利」という意味です。
「宜」という漢字は「都合がよい」という意味です。例えば「適宜」という言葉は「適切に、都合がよいように」という意味です。
つまり、「便宜」という漢字は「便利で都合がよいように」という意味です。
そのため、「便宜上、…」といえば「そのほうが都合よいという観点から、…」という意味です。
ただ、単に「便宜」とだけ言った場合は、「便利で都合がよい何か」の「何か」が省略されていると考えます。
省略されているということは「人前では言えないこと」も含みます。
すなわち「便宜を図る」といえば「(慣習やモラル、法律などに反する形で)便利で都合がよい何か(…省略…)をする」というニュアンスになります。
有名無実(ゆうめいむじつ)は、名前だけは立派なのに実際にはそれに見合う内容や実力がないという意味です。人にも物にも使います。有名無実化(ゆうめてむじつか)とは、名前としては存在するが実質的には何の意味もない状態に変わることです。主に物に使います。
由々しき事態(ゆゆしきじたい)は「そのまま放置しておくと後で問題が大きくなる可能性が高く見過ごせない」という意味です。忌々しき事態(ゆゆしきじたい)は「嫌悪感を抱かせるので避けるべき事態」という意味です。
遊説(ゆうぜい)は、意見や主張を説いて歩くことです。特に選挙のときに政治家が各地を演説して回ることを指します。「遊」という漢字が含まれていますが「あそぶ(遊ぶ)」というニュアンスはありません。