「拝見」「拝聴」「拝読」の読み方、意味、覚え方は?

「拝見」「拝聴」「拝読」の読み方、意味、覚え方は?

拝見(はいけん)、拝聴(はいちょう)、拝読(はいどく)はよく使われる敬語ですが、どんな意味があり、どんな場面で使うのでしょうか?

また、どんな語源の言葉なのでしょうか?

「拝見」の読み方、意味、覚え方

「拝見」は、「見る」という動詞の謙譲語です。

「拝見」の読み方は「はいけん」です。

謙譲語とは、自分の行為や立場を低く見せることで、相手に敬意を表す言い方です。

例えば、「先生の絵を拝見しました」というときは、「先生の絵を見ました」というよりも、先生に対して尊敬の気持ちを示しています。

「拝見」は、「拝む」と「見る」の2つの言葉が合わさってできた言葉です。

「拝む」とは、神仏や目上の人に対して頭を下げることです。

つまり、「拝見」は、「頭を下げて見る」という意味があります。

「拝聴」の読み方、意味、覚え方

「拝聴」は、「聞く」という動詞の謙譲語です。

「拝聴」の読み方は「はいちょう」です。

「聞く」という動詞にも、色々な意味がありますが、「拝聴」は、主に話や音楽などを聞くときに使います。

例えば、「社長のお話を拝聴しました」というときは、「社長のお話を聞きました」というよりも、社長に対して敬意を表しています。

「拝聴」も、「拝む」と「聞く」の2つの言葉が合わさってできた言葉です。

「聞く」という動詞は、元々「耳で感じる」という意味がありました。

つまり、「拝聴」は、「頭を下げて耳で感じる」という意味があります。

「拝読」の読み方、意味、覚え方

「拝読」は、「読む」という動詞の謙譲語です。

「拝読」の読み方は「はいどく」です。

「読む」という動詞にも、色々な意味がありますが、「拝読」は、主に本や文章などを読むときに使います。

例えば、「先生の論文を拝読しました」というときは、「先生の論文を読みました」というよりも、先生に対して敬意を表しています。

「拝読」も、「拝む」と「読む」の2つの言葉が合わさってできた言葉です。

「読む」という動詞は、元々「目で追う」という意味がありました。

つまり、「拝読」は、「頭を下げて文字を目で追う」という意味があります。

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