「紅顔無知」「厚顔無恥」の読み方、意味、SPI対策の覚え方は?
たまに「紅顔無知」という漢字を見かけます。「無知」を指摘されて「顔」を「紅く(赤く)」して反論するイメージですね。ただ四字熟語として「紅顔無知」という言葉はなく、作者の造語か「厚顔無恥(こんがんむち)」の書き間違いです。
人海戦術(じんかいせんじゅつ)は、もともと中国共産党軍(人民解放軍)の戦い方を表現した言葉です。孫氏の兵法など中国古典が語源ではありません。
毛沢東は当時「人民の海に敵軍を埋葬する」と豪語したと言われています。
「人海戦術」はもともと軍事用語で「多くの兵員で、損害をかえりみず数の力で敵軍を押しきろうとする戦術」のことを指します。
つまり、攻撃をする側に犠牲が伴うことは想定内で、兵員を大量に投入し、何波にもわたって攻撃を仕掛けることで勝利をつかもうとする作戦です。
ただ、「人海戦術」という言葉は今やビジネスシーンでもよく使われる言葉になり「大人数で仕事に処理すること」を一般的に「人海戦術」と呼ぶようになりました。
つまり、「質より量」という考え方で、たくさんの人を動員して目標を達成しようとする方法です。
例えば、営業エリアを拡大するために多数の営業マンを派遣したり、トラブルを瞬時に解決するため待機スタッフを多く配置したりすることが「人海戦術」の例と言えます。
「人海戦術」の読み方は「じんかいせんじゅつ」です。
「人海戦術」の「海」は、「海の波のように数多くの人が集まっていること」をたとえたもので、人が無数にいることを表しています。
もともと「人海戦術」とは、中国共産党軍(人民解放軍)の戦い方を表現した言葉です。
日中戦争の時期に中国共産党軍が日本軍に行った戦法に対して、中国国民党がそう呼んだことを起源としています。
なお、「人民の海に敵軍を埋葬する」と毛沢東が豪語したことが起源という説もあります。
その後、朝鮮戦争や中越戦争でも中国軍が「人海戦術」を適用したことで有名になりました。
「人海戦術」は、このように、良い意味でもなければ、悪い意味でもありませんでした。
ただ、近年では「人海戦術」という言葉を「システム化が遅れた職場」というネガティブな意味で使うことが増えてきました。
例えば、仕事が山積みになっているときに残業や応援を要請して何とか処理することを「人海戦術」と呼ぶようになりました。
さらに、常に残業や応援が必要とされる職場環境をつくる「経営方針」や「体制」のことも人海戦術と呼ばれるようになりました。
例えば、「やみくもに電話をかけまくるテレマーケティング」や「スパムメールを送りつけるメールマーケティング」なども「人海戦術」の一種と言えます。
人海戦術には多くの問題点があります。
まず、コストが高くなります。多くの人員を雇うということは、給料や福利厚生などの費用が増えるということです。また、教育や管理も大変になります。
次に、品質が低下します。多くの人員を使うということは、スキルや経験が不足する人も含まれるということです。
また、チームワークやコミュニケーションも難しくなります。
さらに、イノベーションや競争力が失われます。多くの人員を使うということは、既存の方法やルールに従うことを求められるということです。また、変化や改善に対応する能力も低くなります。
英語では「human wave tactics」と言います。
「human」は「人」、「wave」は「波」、「tactics」は「戦術」という意味ですね。
また、「sheer numbers」という表現もあります。
「sheer」は「純然たる」「圧倒的な」という意味で、「numbers」は「数」「人数」という意味です。
たまに「紅顔無知」という漢字を見かけます。「無知」を指摘されて「顔」を「紅く(赤く)」して反論するイメージですね。ただ四字熟語として「紅顔無知」という言葉はなく、作者の造語か「厚顔無恥(こんがんむち)」の書き間違いです。
「薫陶(くんとう)」とは、優れた人格で人を感化し教育することです。「薫」の漢字は「香る」、「陶」の漢字は「陶器」で、香りを染み込ませた土で器を作るということが「薫陶」という言葉の本来です。
去就(きょしゅう)は、自分の今後の進路について決断することです。「去る」「就く」という反対の意味の漢字で構成され、離れるか従うかの二択があり、どちらにするか決断するのが本来の意味です。