「まえかぶ」「あとかぶ」はどちらのほうが印象よい? 英語では?

「まえかぶ」とは、社名の前に「株式会社」「(株)」が入っている会社です。例えば「株式会社ソニー」「(株)ユニクロ」です。

「あとかぶ」とは、社名の後に「株式会社」「(株)」が入っている会社です。例えば「トヨタ自動車株式会社」「キユーピー(株)」などです。

英語で「まえかぶ」「あとかぶ」をどう言う?

英語には、「まえかぶ」「あとかぶ」にあたる表現はありません。

英語では、「株式会社ソニー」は「Sony Corporation」、「トヨタ自動車株式会社」は「Toyota Motor Corporation」というように、必ず「corporation」があとにつきます。

いわば、英語には「あとかぶ」しかないのです。

そのため英語には、「まえかぶ」「あとかぶ」を区別する考え方自体がないのです。

「まえかぶ」「あとかぶ」はどちらが正式?

最初に「まえかぶ」で届け出れば「まえかぶ」が正式名称となり、最初に「あとかぶ」で届け出をすると「あとかぶ」が正式名称になります。

日本語もしくは日本国として、どちらかが正式で、どちらかが通称と定められたものではありません。

「まえかぶ」「あとかぶ」はどちらの印象がよい?

「まえかぶ」は社名の前に「株式会社」を置くことで、自分たちは株式会社であることを強調したネーミングです。

「あとかぶ」は社名の後に「株式会社」を置くことで、自分たちの商品やサービスの名前を強調したネーミングです。

「まえかぶ」は新しい企業、「あとかぶ」は古い企業と思われやすいとの説もあります。

昔は、「あとかぶ」が多く見られましたが、最近では、「まえかぶ」が増えています。

その理由の1つに、カタカナやアルファベットの社名が多くなっており、「まえかぶ」の方が見た目がすっきりするからだと言われています。

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