「都下」「都内」「都心」の意味の違い、読み方、成り立ち
「都内」は、本来は東京都全域を指す言葉です。しかし実際には23区内を指すことも多いです。そもそも1893年に多摩地区が東京府に編入された後も多摩地区を東京と呼ばない人が多く、この名残が残ったものです。 そこで「23区以外の東京」を区別するために「都下(とか)」という言葉が生まれました。
青天の霹靂(せいてんのへきれき)は、予想しなかった事件や変化が突然起きることです。
漢字ちがいの「晴天の霹靂」という表現も見かけますが漢字の間違いです。なぜ間違いかは、語源を知るとよく分かります。
例えば、普段仲の良かった友人が突然裏切ったり、信頼していた上司が横領していたことが発覚したり、そんな衝撃的な出来事を「青天の霹靂」と言います。
「青天の霹靂」は「せいてんのへきれき」と読みます。
「青天の霹靂」の語源は、中国南宋の詩人・陸游(りくゆう)が書いた詩にあります。
陸游は病気で寝ていたときに、突然元気になって筆を走らせたことを、「青天、霹靂を飛ばす」と表現しました。
ここでの「青天」は雲ひとつない澄んだ青空を、「霹靂」は突然鳴る雷を意味しています。
つまり、真っ青な空に急に雷が鳴るという予想外のことから、「青天の霹靂」は筆の勢いを表す言葉として使われました。
その後、日本に伝わって「予想外の出来事を指す言葉」として定着しました。
類義語としては、例えば、「寝耳に水」「藪から棒」「足下から鳥が立つ」「窓から槍」などがあります。
これらの言葉も、予想しなかったことが起こる様子を表していますね。
英語では、「a bolt from the blue」という言葉があります。
これは「青空から稲妻」という意味で、「青天の霹靂」とほぼ同じ意味になります。
「都内」は、本来は東京都全域を指す言葉です。しかし実際には23区内を指すことも多いです。そもそも1893年に多摩地区が東京府に編入された後も多摩地区を東京と呼ばない人が多く、この名残が残ったものです。 そこで「23区以外の東京」を区別するために「都下(とか)」という言葉が生まれました。
「云々」の読み方は「うんぬん」と読みます。「でんでん」と読む人もいますが、それは間違いです。
和魂洋才(わこんようさい)は「日本人としての心を持ちながら、西洋の知識や技術を学ぶ」という意味です。和魂漢才(わこんかんさい)は「日本人としての心を持ちながら、中国の知識や技術を学ぶ」という意味です。 つまり和魂洋才と和魂漢才は、「西洋」を対象とするか「中国」を対象とするかの違いはあれど、似た意味の言葉といえます。