職務経歴書では、内容の薄い開発運用の経歴を「PDCAサイクルをまわした」と書こう
ITエンジニアが職務経歴書を書くとき「細かなバグ修正を繰り返しただけで一言で書ける実績がない」職歴の書き方に悩むことがあります。開発でも運用でも、プロジェクトのフェーズによっては、どうしても大量の細かな仕事が中心になってしまうことがあります。 こんなときは「PDCAサイクルをまわした」と書いてみましょう。
スタッフという言葉は、複数の人が一緒に仕事をする場合の担当者を指す一般的な言葉です。
しかしスタッフと言わずに「キャスト」「クルー」と呼ぶ会社もあります。
そうした会社に勤めていた場合、職務経歴書にも「スタッフ」「同僚」「メンバー」ではなく「キャスト」や「クルー」と書くべきでしょうか?
「スタッフ」という言葉は、一般的に「複数の人が一緒に仕事をする場合の担当者」という意味で使われます。
例えば、雑誌やテレビ番組などを作るときには、編集者やカメラマン、ライターなどがスタッフと呼ばれます。
また、店舗や企業などでも、従業員やアルバイトなどをスタッフと呼ぶことがあります。
しかし、「スタッフ」の代わりに「キャスト」や「クルー」という言葉を使う会社もあります。
どのような理由から、これらの会社は「キャスト」「クルー」という言葉でメンバーを呼ぶのでしょうか?
「キャスト」という言葉は、もともと「映画や演劇、ドラマなどの配役」という意味で使われていました。
つまり、画面や舞台に出てくる俳優や女優のことです。
しかし、現在では、「エンターテインメント系のテーマパーク」などで働く人たちを「キャスト」と呼ぶことがあります。
例えば、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」では、「キャスト」という言葉を使っています。
では、なぜテーマパークで働く人たちを「キャスト」と呼ぶのでしょうか。
それは、「テーマパークは映画や演劇のようにお客様に夢や感動を提供する場所であり、そこで働く人たちは俳優や女優のようにお客様を楽しませる役割を担っている」という考え方にもとづきます。
つまり、「キャスト」という言葉は、「テーマパークで働く人たちがお客様に対して演じる姿勢やプロ意識を表す言葉」として使われているのです。
一方、「クルー」という言葉は、もともと「飛行機や船の乗務員や乗組員」という意味で使われていました。
しかし、現在では、「コンビニエンスストアやファーストフード店などの飲食店」などで働く人たちを「クルー」と呼ぶことがあります。
例えば、マクドナルドやスターバックスでは、店舗で接客や調理をするスタッフのことを「クルー」と呼んでいます。
では、なぜこれらの会社は「スタッフ」ではなく「クルー」という言葉を使うのでしょうか。
それは「飲食店はチームワークが重要」であり、「クルー」という言葉には「一体感」や「協力性」が感じられるため、仲間意識やチームワークを高める効果があるためです。
職務経歴書に「キャスト」「クルー」と書くべきかは、人により意見が分かれると思います。
一般論としては、特定の企業・系列企業でしか通用しない独自用語を職務経歴書に書くことは避けるべきです。
といったことでマイナス評価になることがあるからです。
ただ「キャスト」や「クルー」といった言葉であれば、「あえて書いてみる」という作戦を私はオススメします。
こういったことが理由です。
なお「あえて」なので、もし面接で「キャスト」「クルー」と書いた理由を聞かれたら、きちんと説明をしましょう。
ちなみに、面接で上記の内容をきちんと説明できる自信があるなら、前職が「キャスト」や「クルー」と呼んでいない職場でも、職務経歴書に「キャスト」「クルー」と書くのも手だと思います。
「前職では同僚を『クルー』と呼ぶ文化はありませんでしたが、チームで協力して仕事をしたいという気持ちから、チームメンバーのことを自発的に『クルー』と呼んで仕事をしてきました」というと、少なくともあなたの思いは伝わります。
ITエンジニアが職務経歴書を書くとき「細かなバグ修正を繰り返しただけで一言で書ける実績がない」職歴の書き方に悩むことがあります。開発でも運用でも、プロジェクトのフェーズによっては、どうしても大量の細かな仕事が中心になってしまうことがあります。 こんなときは「PDCAサイクルをまわした」と書いてみましょう。
スタートアップなどのベンチャーな企業や、企業内の新規事業では、事業の方向性や戦略を変更することを「ピボット」と呼ぶことがあります。もともとバスケットボールで、片足を軸足として動かさず、もう一方の足を動かして自由に動きまわる動作のことです。
「大風呂敷を広げただけ」で終わったプロジェクトは、基本的にITエンジニアのキャリアにとってマイナスでしかありません。ただ「ポテンシャル」という言葉を使って職務経歴書に整理することで、マイナスを軽減できるかもしれません。