「腹案」の読み方、意味、SPI対策の覚え方は?
腹案(ふくあん)とは、自分が提案したいことや実行したいことを事前に考えた案(もとくは考えること自体)です。中国から来た言葉ではなく日本人が作った造語で、江戸時代の人情本(小説)の中で初めて使われた言葉です。
有名無実(ゆうめいむじつ)は、名前だけは立派なのに実際にはそれに見合う内容や実力がないという意味です。人にも物にも使います。
有名無実化(ゆうめてむじつか)とは、名前としては存在するが実質的には何の意味もない状態に変わることです。主に物に使います。
例えば「故xx氏は有名無実だった」と言ったら「亡くなったxxさんは有名だけど実力がなかった」と批判する意味になります。
読み方は「ゆうめいむじつ」です。
漢字を分解して考えても覚えやすいと思います。
「名前」は「有」るけれども、「実力」は「無」いということです。
「有名無実」という言葉は中国の古典『国語』という書物に出てくる故事に基づいています。
春秋時代の晋の国には、晋公という君主がいました。晋公は自分の権力を強化するために、自分に忠実な六人の大臣を任命しました。しかし、そのうちの一人である中行偃という人物は、自分の地位や名声に満足せず、他の大臣たちと争って晋公の信任を得ようとしました。その結果、中行偃は他の大臣たちから嫌われて孤立しました。そして、晋公も中行偃の野心を知って彼を疎んじるようになりました。
ある日、晋公は中行偃を呼び出して、「君は私の大臣として有名だが、実際には何もしていない。君は有名無実だ」と言って彼を責めました。中行偃は恥じ入って、「私は有名無実ではありません。私は晋公のために尽くしてきました。私の功績を認めてください」と言い返しました。しかし、晋公は聞き入れず、「君の功績などない。君はただ私の権威を借りて自分を飾っているだけだ」と言って彼を罷免しました。
この故事から、「有名無実」という言葉が生まれたとされています。
「有名無実」は、名前や肩書きだけで実力や能力が伴わない人や物事を批判するときに使われます。 類義語としては、「有名亡実」や「羊頭狗肉」などがあります。
「有名亡実」は、「有名無実」よりもさらに厳しい意味で、「有名だったものが今では全く価値がなくなってしまった」ということです。
「羊頭狗肉」は、「羊の頭を掲げておいて犬肉を売る」という意味で、「見かけ倒し」や「詐欺」を表します。
さて、「有名無実」は、名前や肩書きだけで実力や能力が伴わない人や物事を批判する言葉ですが、「有名無実化」という言葉もよく使われます。
「有名無実化」とは、名目上は存在するが、実質的には何の意味も持たないような状態に変わることを言います。
例えば、使われていない法律や制度、存在しているものの活動はしていない組織などが「有名無実化」していると言えます。
「有名無実化」の類義語として、「形骸化」という言葉があります。
「形骸化」とは、形だけ残って中身がなくなることを言い、「有名無実化」とほぼ同じ意味合いで用いられます。
また、「死文化」という言葉も似た意味を持ちます。「死文化」とは、法律や規則などが形式的に存在するだけで、実際には遵守されないことを言います。
腹案(ふくあん)とは、自分が提案したいことや実行したいことを事前に考えた案(もとくは考えること自体)です。中国から来た言葉ではなく日本人が作った造語で、江戸時代の人情本(小説)の中で初めて使われた言葉です。
輻輳(ふくそう)とは、1か所に密集していることを指します。通信分野ではインターネットや電話回線にアクセスが集中すること、交通では道路や駅に人や車が集中すること、医学では、血液やリンパ液などが体の一部に集中して溜まることを輻輳と呼びます。
不要不急(ふようふきゅう)とは、必要でもなく、急ぎでもない事柄、つまり優先順位の低い事柄です。中国の四字熟語ではなく、太平洋戦争末期に政府(日本軍)が作った造語で、重要度の低い鉄道路線を接収、レールを溶かし武器にする計画でした。