米・小売業界にとって重要な日!「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」の意味とは?

「『ブラックフライデー』からクリスマスにかけての商戦では、アメリカの大手小売店が年に一度の特大セールを打ってくる」「米小売り大手のウォルマートは、『サイバーマンデー』に1日のオンライン売上高としては過去最高を記録したと発表した」……。

このようにビジネス系の海外ニュース記事で見聞きする機会も多い「ブラックフライデー」に「サイバーマンデー」という言葉。

いずれもアメリカの小売業界にとってとても重要な日となるのですが、いったいどのような日なのでしょうか?


米・小売業界にとって重要な日!「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」の意味とは?

クリスマスまであと1ヵ月……か


「ブラックフライデー」とは?

「ブラックフライデー」(Black Friday)とは、アメリカの「感謝祭」(Thanksgiving Day)の翌日に当たる”11月の第4金曜日”のこと。

「ブラックフライデー」とは?
  • “11月の第4金曜日(「感謝祭」の翌日)”

「ブラックフライデー」の言葉自体は、1970年代の中頃からアメリカの小売業界で使われるようになったのだとか。

そして、この「ブラックフライデー」がアメリカの小売業界にとって、とても重要な日となるのです。

米・小売業界にとって「ブラックフライデー」が重要な日である理由

アメリカの小売業界にとって「ブラックフライデー」がとても重要な日である理由は、クリスマスイブ(12月24日)までの約1ヵ月間に渡る「クリスマス商戦(年末商戦)」期間の初日だから。

アメリカの「クリスマス商戦(年末商戦)」は、消費者がクリスマスのプレゼントを購入する期間であるのみならず、小売業者が慣例的に1年の中で最もディスカウント幅を大きくする特売期間でもあり、消費者の消費マインドが一気に向上する期間でもあります。

年末へ向けて、小売業者にとっても消費者にとってもワクワクする期間が続いていくことになるのですが、そのスタートとなるのが「ブラックフライデー」というわけです。

アメリカの「クリスマス商戦(年末商戦)」の流れ
  • 11月第4木曜日-「感謝祭」
  • 11月第4金曜日-「ブラックフライデー」
  •   ↓ 「クリスマス商戦(年末商戦)」(約1ヵ月)

  • 12月24日・25日-「クリスマス」
  • 1月1日-「新年」

小売業界・消費者にとって1年の中でも気合いの入る特別な1日

さらに「ブラックフライデー」には、「感謝祭」用商品の在庫一掃(セール)も同時に行います。

そのため、「ブラックフライデー」に1年の中で最高の売上高を稼ぐ小売業者も多いのだそう。

というわけで、アメリカの小売業界、ならびに消費者にとって「ブラックフライデー」は、1年の中最も気合いの入る特別な1日になるのです。

「ブラックフライデー」が重要な日である理由
  • アメリカの「クリスマス商戦(年末商戦)」の初日
  • 「感謝祭」用商品の在庫一掃セールも同時に行う
  • 1年の中で最高の売上高を稼ぐ小売業者も少なくない

アメリカの小売業者は「ブラックフライデー」を境に一気に黒字化!?

一説には、アメリカの小売業者は「クリスマス商戦(年末商戦)」の約1カ月間で年間売上の半分近くを販売するため、「ブラックフライデー」を境に年間収支が黒字転換していくとされています。

「ブラックフライデー」の「ブラック」は、この言葉が生まれた1970年代の中頃には、”買い物客で道路が混む様子”を表現していたそうですが、その後”小売業者が儲かり黒字となること”という意味も表すようになっていったそうです。

「ブラックフライデー」の「ブラック」の意味
  • “買い物客で道路が混む様子”
  • “小売業者が儲かり黒字となること”

「サイバーマンデー」という言葉もある

インターネット時代に入りネットショッピングが主流となりつつある現在では、「サイバーマンデー」(Cyber Monday)という言葉も登場しています。

“「感謝祭」の休み明けの月曜日”には、職場のインターネット環境からクリスマス用のプレゼントやセール品を購入する人が多く、”ネットショッピングが1年で最も盛り上がる日”となっているのです。

「サイバーマンデー」とは?
  • “「感謝祭」の休み明けの月曜日”
  • “ネットショッピングが1年で最も盛り上がる日”

最近では実店舗を持つ小売業者も「サイバーマンデー」を重視している

ネット通販業者も、実店舗を持つ小売業者の「ブラックフライデー」に対抗して、「サイバーマンデー」には一大セールを仕掛けてきます。

最近では、ネット通販業者と実店舗を持つ小売業者の競争が激しくなり、小売業者も「ブラックフライデー」より「サイバーマンデー」を重視する方向になっているのだとか。

アメリカ小売業界の雄であるウォルマートでも、毎年「ブラックフライデー」の期間中に店舗でのケガ人が続出していたなどを理由に、2014年からは実店舗での「ブラックフライデー」当日のセールを中止。インターネット上でのセールに力を入れはじめています。

以上、「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」についての説明でした。

いずれにせよ、ビジネスパーソンとして「ブラックフライデー」ならびに「サイバーマンデー」という言葉を知っておいて損はないかもしれません。

「ブラックフライデー」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年9月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。