未完成に終わった開発の「ポテンシャル」を職務経歴書に書く
「大風呂敷を広げただけ」で終わったプロジェクトは、基本的にITエンジニアのキャリアにとってマイナスでしかありません。ただ「ポテンシャル」という言葉を使って職務経歴書に整理することで、マイナスを軽減できるかもしれません。
営業職の方は、面談で相手に伝わるようにエピソードを入れてみた経験はありませんか?
職務経歴書にそうした工夫を書くとき「ストーリーマーケティングの概念を採り入れて営業活動の改善」と書いてみましょう。
もともと英語の「story」とは、「物語」「作り話」「階層」などの幅広い意味の言葉です。
ただ、日本のビジネスシーンで「ストーリー」という言葉を使った場合は、英語とは異なる意味で使われます。
これは、日本では「ストーリー・マーケティング」という言葉とともにビジネスシーンで「ストーリー」という言葉が使われるようになったという事情があります。
ストーリーマーケティングとは、商品やサービスの制作背景やどのような想いを込めているのかなどを語り、顧客やユーザーの共感を得るためのマーケティング手法です。
例えば、ある商品がどのような問題を解決するために生まれたのか、その商品を作った人の人生や思い出はどんなものなのか商品を使った人の感想や体験談はどうだったのかなど物語形式で伝えることで、顧客やユーザーに興味や感情を引き出すことができます。
ストーリーマーケティングには以下のようなポイントがあります。
ビジネスシーンでは、「ストーリー」は主にプレゼンテーションなどの場で活用されます。
自社の商品やサービス、企業理念などを、視聴者にとって分かりやすく、かつ感情に訴求するよう再構成した「脚本」のことを「ストーリー」と呼びます。
「脚本(ストーリー)」をつくってからプレゼンテーションをすることで、顧客や聴衆に興味や共感を持ってもらいやすくなります。
「ストーリー」を作るときは、以下のポイントに注意しましょう。
営業職の方は、面談で相手に伝わるように「エピソード」を入れてみた経験はありませんか?
例えば「製品の開発エピソード」といったものを営業トークに織り交ぜるのは、「ストーリーマーケティング」のひとつと呼べます。
転職で職務経歴書にそうした工夫を書くとき、単に「トークをいろいろ工夫した」と書くのではなく、「ストーリーマーケティングの概念を採り入れて営業活動の細かな改善を繰り返した」などと書いてみましょう。
「ストーリーマーケティング」という言葉を入れることで、あなたの工夫が行き当たりばったりではないことを示し、書類選考の通過率を上げることができます。
そして面接で、「ストーリーマーケティング」について聞かれたら、あなたが面談で工夫したいろいろな工夫を「細かな改善を繰り返した」とアピールしましょう。
「大風呂敷を広げただけ」で終わったプロジェクトは、基本的にITエンジニアのキャリアにとってマイナスでしかありません。ただ「ポテンシャル」という言葉を使って職務経歴書に整理することで、マイナスを軽減できるかもしれません。
英語のretailは小売りの意味です。ここから、リテール営業は「個人向けの」商品やサービスを販売する営業職のことを指します。対義語は法人営業で「会社向けの」商品やサービスを販売する営業職のことです。
エンジニアが転職するとき、短期間のアプリ開発ばかりで職務経歴書でアピールしにくいと悩むことがあります。そのんなときは「スクラップ・アンド・ビルド」という言葉で経歴を書いてみましょう。