企業の広報担当者も悩ましい!?「自粛」の意味とは?

「自粛ムード」「放送自粛」「活動自粛」「自粛要請」……。「自粛」という言葉は、大規模自然災害により大きな被害が生じたり、企業や芸能人が不祥事を起こした際によく見かける言葉です。

ここでは「自粛」という言葉の意味や、過去に実際に行われた「自粛」の事例を紹介します。

企業の広報担当者も悩ましい!?「自粛」の意味とは?

「自粛」の読み方と意味

まずは「自粛」という言葉の読み方と意味の確認から。

「自粛」の読み方は”じしゅく”。『広辞苑』によると、意味は”自分で自分の行いをつつしむこと”になります。

「自粛」の意味
  • “自分で自分の行いをつつしむこと”
    (引用:『広辞苑』第五版)

“自発的に何らかの活動をストップすること”と考えてもよいでしょう。

「自粛」という言葉の使われ方

「自粛」という言葉の使われ方も見てみましょう。「自粛」という言葉は、企業の広報活動やテレビ番組の放送、芸能人の活動に関連してよく用いられます。

例えば地震など大規模な自然災害が発生し大きな被害が出た際には、世間に「自粛ムード」が生じ、企業は派手な広報活動を控えるのが一般的。また企業が不祥事を起こせば、広報活動を「自粛」するでしょう。

テレビ番組では、世間を震撼させるような大事件が起き被害者が出た際に、事件内容を想起させるようなテレビドラマは「放送自粛」されます。

さらに芸能人がトラブルや事件を起こした場合には、多くの場合、その芸能人は「活動自粛」することになるでしょう。

「自粛」をする理由とは?

企業・テレビ局・芸能人、いずれのケースにおいても何らかの活動を「自粛」をする理由は、世間から「不謹慎である」といった批判を受けないようにするためだと言われています。

特に現代のネット社会においては「不謹慎である」という批判が挙がりやすく、企業・テレビ局・芸能人は、そういった声を無視できない状況にあります。

しかし一方では、過度な「自粛」に対し疑問の声も出ているのも事実。このあたり、企業の広報担当者も悩ましいところではないでしょうか。

「自粛」がクローズアップされた日産セフィーロのCM

「自粛」がクローズアップされたひとつの事例を紹介しましょう。それは1988年に歌手の井上陽水さんが出演した日産セフィーロのCMです。

このCMにおいて、井上さんはパワーウインドウを下げカメラに向かい「みなさんお元気ですか?」と語りかけます。

しかしCMの放送開始直後に昭和天皇が下血するなど体調を崩し、日本国内は「自粛ムード」が広がります。

そのため、このCMも「みなさんお元気ですか?」の音が消されるという事態になり、逆にその不自然さが話題となりました。

その他の「自粛」の事例

その他に過去に話題となった「自粛」の事例には、以下のようなものがあります。

「自粛」の事例
  • 熊本地震(2016年)
    ⇒各企業がCM放送自粛
  • 東日本大震災(2011年)
    ⇒各企業がCM放送自粛
  • 倖田來未のラジオ内の発言(2008年)
    ⇒アルバムのプロモーション活動の全面自粛
  • フジテレビ系のドラマ『ギフト』(1998年)
    ⇒1998年に起きた事件の影響で再放送自粛

以上、「自粛」という言葉の意味や実際にあった「自粛」の事例について紹介しました。

「自粛」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年4月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。