正式な決定ではない!「暫定」の意味と使い方とは?

”正式に決まるまでの現時点における仮の決定”

「街の中心地にある商業ビルの跡地は、『暫定』的に駐車場として利用されている」「米運輸省が、A航空の昼間時間帯の羽田空港発着を『暫定』的に認めた」……。

このようにニュース記事でも見聞きする機会が多い「暫定」という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


正式な決定ではない!「暫定」の意味と使い方とは?

ざ…暫定…?


「暫定」の読み方と意味とは?

まずは、読み方と意味の確認からしましょう。

「暫定」の読み方は”ざんてい”。

「暫定」とは、”正式に決まるまでの現時点における仮の決定”という意味です。

「暫定」(読み方:”ざんてい”)の意味
  • “正式に決まるまでの現時点における仮の決定”

例えば「暫定的な措置」と言えば、”正式ではない現時点における仮対応”といった意味となります。

「暫定」という言葉が用いられた際には、あくまで”仮の決定”であり”正式な決定ではない”という点がポイントになるでしょう。「暫定」という言葉には、”今後変わる可能性が少なからずある”という意味が暗に含まれているのです。

「暫定」の基本的な使い方

「暫定」は、「暫定的」という表現でよく用いられます。

またスポーツなどの分野では、その時点におけるトップのことを「暫定首位」、その時点において決まっている日程のことを「暫定日程」と言います。

政治関連分野では、ある国でクーデターが起きた際に「暫定政権(政府)」や「暫定首相(大統領)」、「暫定憲法」といった言葉がニュースから流れてくるでしょう。

他にも、国際条約などの仮合意のことを「暫定合意」、現時点における計測値を「暫定値」などと表現します。

「暫定」の基本パターン
  • 「暫定的」
  • 「暫定首位」
  • 「暫定日程」
  • 「暫定政権(政府)」
  • 「暫定首相(大統領)」
  • 「暫定憲法」
  • 「暫定合意」
  • 「暫定値」

これらの言葉を見た際には、”今後変わる可能性が少なからずある”という意味が暗に含まれていると考えて差し支えありません。

「暫定」の具体的な文例

「暫定」という言葉を用いた具体的な文例についても見てみましょう。

「暫定」という言葉を用いた具体的な文例
  • 街の中心地にある商業ビルの跡地は、「暫定」的に駐車場として利用されている。
  • 米運輸省が、A航空の昼間時間帯の羽田空港発着を「暫定」的に認めた。
  • 大会組織委員会は、ドーピング検査に絡んだ不正疑惑が発覚したA国の陸上代表チーム責任者を「暫定」的に6ヵ月の資格停止処分にしたと明らかにした。

このように「暫定」という言葉は用いられます。

「暫定」の同義語・類義語

「暫定」に似た言葉には「臨時」や「仮の」などといった言葉があります。

「暫定」の同義語・類義語
  • 「臨時」
  • 「仮の」
「D市は様々な問題点を抱えているが、ここでは『便宜』上、財政面のみを考察の対象とする」「前市長は、A社の公共工事受注に『便宜』を図る見返りとして、業者から多額の現金を受け取った」......。 このようにビジネス系の記事やニュース記事...

いずれにせよ、「暫定」という言葉はニュースなどでよく用いられる言葉なので、社会人の常識として意味を知っておきたいところです。

以上、「暫定」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

※本記事は2016年8月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。