本来は曲がりくねった道のこと!「紆余曲折」の意味と使い方とは?

ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード

「B社は、倒産、事業再生など『紆余曲折』を経て最終的に大手電機メーカーの傘下となった」「『紆余曲折』を経て、ようやく計画案がまとまった」……。

このようにビジネス系の記事でもよく用いられる「紆余曲折」という四字熟語。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?


本来は曲がりくねった道のこと!「紆余曲折」の意味と使い方とは?

紆余曲折を経た後には成功が待っている!?


「紆余曲折」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認からしましょう。

「紆余曲折」の読み方は”うよきょくせつ”。

”(道などが)曲がりくねること”の意味を持つ「紆余」と、”(道などが)折れ曲がること”を意味する「曲折」、いずれも似た意味を持つ言葉を組み合わせています。

というわけで、「紆余曲折」とは、本来”(道などが)曲がりくねること”という意味を持つのですが、この本来の意味よりも、”(過程において)様々な事情が複雑に生じること”の意味で用いられることがほとんどです。

「紆余曲折」(読み方:”うよきょくせつ”)の意味
  • ”(道などが)曲がりくねること”
  • ”(過程において)様々な事情が複雑に生じること”

わかりやすく言えば、”色々あること”。

ちなみに、ビートルズの楽曲には、恋愛に関する複雑な心境を語った『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード(英語:The Long And Winding Road )』という名曲があります。

恋愛に関する複雑な心境、まぁ色々あったよね、といったことを”曲がりくねった道”に例えているのですが、この比喩は『紆余曲折』に通じるのではないでしょうか。

「紆余曲折」の基本的な使い方

続いて、基本的な使い方(基本パターン)を見てみましょう。

基本的には、「紆余曲折を経(へ)る / 経て」や「紆余曲折がある / あった」などといった表現で用いられます。

「紆余曲折」の基本パターン
  • 「紆余曲折を経(へ)る / 経て」
  • 「紆余曲折がある / あった」

「紆余曲折」を用いた具体的な文例

具体的な文例も見てみましょう。

「紆余曲折」を用いた具体的な文例
  • 昨春発売した新製品が大ヒットし、今期には過去最高益となったA社だが、ここまでの道のりには「紆余曲折」があったという。
  • B社は、倒産、事業再生など「紆余曲折」を経て最終的に大手電機メーカーの傘下となった。
  • 「紆余曲折」を経て、ようやく計画案がまとまった。
  • 道路を建設したい行政側と反対する住民側、今後も「紆余曲折」が予想される。
  • プロ野球の球団は「紆余曲折」を経て、2リーグ制12球団となった。
  • 数々の栄光から一転して大事故によるケガ、そして過酷なリハビリ……。「紆余曲折」を経て復活をしたC選手は、グラウンド上で何を思っているのだろうか。
  • これまで「紆余曲折」があったが、心機一転、再出発をしていこうと思う。

このように用いられます。

「紆余曲折」という言葉が持つ意味をイメージできるでしょうか?

「紆余曲折」の同義語・類義語

「紆余曲折」に似た四字熟語には、「二転三転」や「曲折浮沈(読み方:きょくせつふちん)」、あるいは「暗中模索」などといった言葉があります。

「紆余曲折」の同義語・類義語
  • 「二転三転」
  • 「曲折浮沈(読み方:きょくせつふちん)」
  • 「暗中模索」

いずれにせよ「紆余曲折」という言葉は、社会人の常識として意味を知っておきたいところです。

以上、「紆余曲折」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「紆余曲折」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年1月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。