職務経歴書で「計数管理」を「係数管理」と誤表記すると恥ずかしい!?

「計数管理」?「係数管理」?

ビジネスパーソンなら一度は目にしたことがある言葉「計数管理」。この「計数管理」を職務経歴書などで「係数管理」と誤表記してしまう人が意外といます(※但し「係数」という表記が正しいケースもごくごくまれにあります)。

職務経歴書で「計数管理」を「係数管理」と誤表記すると恥ずかしい!?

これ「係数管理」じゃなくて「計数管理」でしょ~


「計数」と「係数」の意味の違いとは?

「計数管理」という言葉の意味を考える前に、まずは「計数」と「係数」の意味の違いを考えてみましょう。

「計数」とは
  • 「計数」とは
    数をかぞえること、また数えて得た数値。
  • 「係数」とは
    比例関係にある二つの数値において、その比例定数をいう。
  • (三省堂 大辞林より)

すなわち「計数」とは”【計】算して【数】値を得ること”。「係数」は中学の数学で習う y=3x といった数式における”3″という数値となるのです。

「計数管理」とは?

「計数」を用いた「計数管理」という言葉はビジネスシーンでよく用いられます。同義の言葉は「数値管理」になるでしょうか。

「数値管理」が単に数値を管理するだけのイメージが強いのに対し、「計数管理」はそこから一歩踏み込んで、計算して出てきた数値を”分析”し日々の業務活動改善や企業経営に役立てるイメージが強くなります。

「計数管理」以外にビジネスシーンで「計数」という言葉が用いられるケースを見てみましょう。

ビジネスシーンで用いられる「計数」の例
  • 計数に明るい
  • 計数感覚を磨く
  • 計数/KPI管理

飲食店や小売店でよく用いられる「計数管理」

身近な事例だと「計数管理」という言葉は飲食店や小売店でよく用いられます。例えば食材費比率や人件費比率といった経営に関わる数値を算出して分析、日々の業務活動の改善に役立てていく作業が「計数管理」となります。

また、飲食店が求人情報を出す場合に「計数管理に明るい人を求む」と書いて店長候補を募集しているケースもよく見ますし、転職する際に書く職務経歴書に「長年SVとして計数管理を行ってきました」と記述するケースもあります。

繰り返しますが、どちらのケースにおいても「計数管理」という言葉には、《単に数値を管理するだけではなく計算して出てきた数値を”分析”し、日々の業務活動改善や企業経営に役立てる能力》という意味が含まれているのです。

「係数管理」??

しかし、まれに「計数管理」ではなく「係数管理」と表記するケースを見ることがあります。この「係数管理」という表記は一般的なのでしょうか?

結論から言うと「係数管理」は誤表記となります。

  • 「計数管理」(○)
  • 「係数管理」(×)

おそらく「計数管理」という言葉を音で覚えていたため、「計数管理」と表記する際に、あまり馴染みのない「計数」ではなく中学の数学で習う「係数」と表記してしまったのかもしれません(※中には「係数」の管理を行う特殊な職種もなくはないので一概に間違いだとは言いきれない部分もあります)。

いずれにせよ、ビジネスパーソンが職務経歴書などで「計数管理」を「係数管理」と誤表記すると、恥ずかしいどころかビジネスパーソンとしての資質に欠けると見なされることもあるでしょうから、「計数管理」という言葉を使う際には気をつけたいところです。

※本記事は2015年12月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。