意外と知らない「休日」と「休暇」の意味の違いとは?

「ようやく明日は『休日』だよ、一週間長かったなー」「次の『休暇』はどこへ旅行へ行こうかな」……。

私たちが普段、何気なく使っている「休日」と「休暇」という言葉。実は微妙に意味が異なるのです。

みなさん、その違いを知っていますか?


意外と知らない「休日」と「休暇」の意味の違いとは?

「明日から『休暇』なんですーキャッキャッ」


「休日」と「休暇」の辞書的な意味の違い

「休日」と「休暇」は、まずは辞書的な意味からして異なります。

一般的に「休日」とは、(土曜日と日曜日、週休二日制の会社の場合)”土曜日””日曜日”、そして”祝日”のことを意味します。

一方の「休暇」は、これら以外の休み、特に”長期休暇(例えばGW休暇や夏期休暇、冬期休暇)など”を指すのです。

「休日」と「休暇」の辞書的な意味の違い
  • 休日=(週休二日制の場合)”土曜日””日曜日””祝日”
  • 休暇=”長期休暇(例えばGW休暇や夏期休暇、冬期休暇)など”

と、ここで「じゃあ『有休』や『産休』は?」という素朴な疑問が湧いてきます。

『労働基準法』における「休日」と「休暇」の違い

その疑問を解くカギは『労働基準法』にあります。

『労働基準法』においても、「休日」と「休暇」の意味は異なります。

『労働基準法』では、”本来、労働義務がない日”を「休日」とし、”(労働者の申し出により)労働義務が免除された日”を「休暇」と定義しています。

『労働基準法』における「休日」と「休暇」の意味の違い
  • 休日=”本来、労働義務がない日”
  • 休暇=”(労働者の申し出により)労働義務が免除された日”

というわけで、『労働基準法』において「有休」や「産休」は「休暇」となるわけです。

『労働基準法』における「休日」の定義

せっかくですから、『労働基準法』における「休日」の定義について、もう少し考えてみましょう。

『労働基準法』第35条では、《毎週少なくとも1回、または4週を通じて4回の「法定休日」を労働者に与えなければならない》としています。

そして1週間のうち4回の”本来、労働義務がない”「休日」が「法定休日」となり、それ以外の”本来、労働義務がない”「休日」は「法定外休日」と呼ばれます。

例えば、週休二日制で土曜日と日曜日が休みの会社の場合、”日曜日”が「法定休日」となり、”土曜日””祝日”、そして各々の会社が独自に制定する”創立記念日”などが「法定外休日」となるのです。

『労働基準法』における「休日」(週休二日制で土曜日と日曜日が休みの会社の場合)
  • 「法定休日」=”日曜日”
  • 「法定外休日」=”土曜日””祝日””創立記念日”など

「休日」を「法定休日」と「法定外休日」にわざわざ分ける理由は、割増賃金(休日手当て)の支払義務との関係からです。

『労働基準法』における「休暇」の定義

『労働基準法』における「休暇」の定義についても考えてみましょう。

「休暇」にも「法定休暇」と「法定外休暇」の二種類が存在します。

「法定休暇」とは、『労働基準法』で定められた”年次有給休暇””生理休暇””産前・産後休暇””育児休業””介護休業”のこと。

「法定外休暇」とは、「法定休暇」以外の”慶弔休暇””リフレッシュ休暇”などを指します。

『労働基準法』における「休暇」
  • 「法定休暇」=”年次有給休暇””生理休暇””産前・産後休暇””育児休業””介護休業”
  • 「法定外休暇」=”慶弔休暇””リフレッシュ休暇”など

これらは”(労働者の申し出により)労働義務が免除された日”であり、『労働基準法』のうえでは「休暇」となります。

私たちが普段、何気なく使っている「休日」と「休暇」という言葉。このように微妙に意味が異なるということは、知っておいても損はないかもしれません。

以上、「休日」と「休暇」の意味の違いについての説明でした。参考になれば幸いです。

「休日」と「休暇」の意味の違いについて深く知る参考リンク

※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。